マキタスポーツの作詞作曲ものまねのルーツは、ユニコーンにあり!?

2018/05/11 16:00 配信

バラエティー

「ザ・カセットテープ・ミュージック」で「ユニコーン特集」回を放送(C)BS12 トゥエルビ

マキタスポーツと音楽評論家のスージー鈴木が、1980年代の名曲をマニアックな視点から語りつくす「カセットテープ・ミュージック」(毎週金曜深夜2:00-2:30、BS12トゥエルビ)。6月1日(金)には初の番組本「カセットテープ少年時代~80年代歌謡曲解放区」(KADOKAWA)の発売も決定し、ますます注目を集めている。

そんな同番組で、5月11日(金)は80年代後半から沸き起こったバンドブームを代表するロックバンド、ユニコーンを特集。マキタスポーツの選曲により、一筋縄ではいかないユニコーンのさまざまな魅力にスポットを当てていく。

個性も実力も兼ね備えたメンバーが集結したユニコーンを「タレント集団」と表現するマキタが最初に紹介するのは、彼らを語る上で外せない、ユニークでドラマティックなアップテンポナンバー。スージーも「ここからがユニコーンの黄金時代」と当時の音楽シーンを振り返る。1987年にデビューした彼らに対し、「アイドルバンド?」と先入観を持っていたというマキタがハマっていった経緯や、スージーによる“ハズしの美学”や“必殺のサビ”といったキャッチフレーズ付きの解説も興味深い。

ユニコーンといえば、フロントマンの奥田民生はもちろん、5人それぞれがボーカルをとったり曲を手掛けたりと、歌も曲調もバラエティに富んだ楽曲が楽しめるバンド。B面は、ユニコーン初心者の“カセットガール”河村唯を困惑させる「さらにクセのある」曲がラインナップ。マキタ&スージーは「クセが強い」「悪ふざけが過ぎる」「このメンタリティが好き」と大ウケしながらも、彼らの高いセンスや実力を解説。その後のマキタのネタに影響を与えたのでは?と思われる一曲も登場する。

80年代バンドブームの中心で輝きを放っていたユニコーン初期の名盤、名曲を徹底的に分解するマキタ&スージーのトークで、懐かしさだけではなく新たな楽しみ方が発見できるはず。

取材・文=草野美穂子