朝ドラ出演の中村倫也、“カメレオン俳優”の極意は「凧揚げ」に

2018/05/16 12:31 配信

ドラマ インタビュー

正人は“ちょうど良い”からモテる?


──ご自身と正人に、共通する部分はありますか?

仕事モードじゃない時に喋るテンポは、正人と同じように遅いのかな。考えながら喋るので、微妙な間が生まれるんです。

──正人のモテる部分については、いかがですか?

正人が律に、「女の子より綺麗な顔してモテようたって難しいよ。俺くらいがちょうど良いんだよ」って言うんですけど、面白いなって思いましたね。確かに(佐藤)健の顔を見ていると、「現実味が無いな、この綺麗さ」って思っちゃう(笑)。ものすごく綺麗な人より、このくらいの中途半端な、クラスにいたらちょっとカッコいいくらいがちょうど良いのかも知れない。

正人(中村)は、律(佐藤健)にとって上京後にできた最初の友人(C)NHK


だからと言って僕はモテるわけではないので、正人という役を通じてモテたらうれしいですね。最近 怖い役が続いていたので、町でも恐る恐る声を掛けられることが多かったんです。5月からは老若男女の方に、「マアくん!」って手を振ってもらえることを期待しています(笑)。

永野芽郁&佐藤健の印象は?


──永野芽郁さんの印象を教えてください。

台本に「(正人は)いつもふわりとした笑顔で」って書いてあるんですけど、芽郁ちゃんが演じる鈴愛ちゃんを見ていると、自然とニコニコしていられるんです。そのくらい、芽郁ちゃんは放っておけないというか、目が離せない、愛くるしい存在になっていますね。

「芽郁ちゃんは放っておけないというか、目が離せない、愛くるしい存在になっています」(C)NHK


──佐藤健さんとは、いかがでしょうか?

健との芝居は、本当に楽しくて。何とも言えない空気感のシーンが多いんですけど、生っぽい空気の中で、難しい攻勢をしっかりやれているなと感じた場面がいくつもありました。

空き時間にはルービックキューブを教わったり、知恵の輪を教わったり、ピアノを教わったり…。実年齢では僕の方が上なんですけど、教えてもらってばかりですね(笑)。健はそんな、お兄ちゃんのような存在です。

中村は撮影の合間に、佐藤からルービックキューブや知恵の輪、ピアノを教わっているという(C)NHK