鈴愛の運命を担う“じいちゃんの五平餅”の裏設定とは?【朝ドラの裏側をのぞきたい!(12)】

2018/05/12 10:05 配信

ドラマ


物語序盤から、たびたび登場している五平餅。本作ではヒロインが上京をしたり、一騒動を起こしたりする“きっかけ”になっている。

そんなキーアイテム・五平餅は、中部地方の山間部に伝わる郷土料理の一つ。つくし食堂の一角で仙吉が焼いているという設定だが、実は来店した客がいつでも食べられるわけではない。仙吉の気まぐれで提供されるため、軒下に「五平餅焼いてます!!」という札が掛けられた時だけ注文できるのだ。

【写真を見る】放送では一瞬しか映らない!? 撮影セットで、五平餅用の札(ふだ)を発見!


いつも片隅に五平餅があった(C)NHK


ちなみに、つくし食堂のメニューが書かれた短冊の中は、「ころうどん」という聞き慣れないものも。これは「香露うどん」とも表記する岐阜発祥の料理で、濃い合わせ汁をかけたうどん。セットの隅々まで、スタッフのこだわりと遊び心が行き届いている。

また、俳優で本作のことば指導を務めている尾関伸次も、自身のInstagramで「朝ドラ効果で売り上げUP中の五平餅。我が実家ではこんな感じで家庭で手作りです。お店のももちろんうまいけどね」と発信。

程よい焼き色がつき、おいしそうな手作り五平餅の写真を投稿している。岐阜出身者として、五平餅には慣れ親しんでいるようだ。

ことば指導の尾関伸次は、山田先生役で出演している(C)NHK


見逃しても安心!今日のあらすじを“知りたい!”


・第6週「叫びたい!」第36回のあらすじ(5月12日[土]放送)

東京の大学に入学し、新生活をスタートさせようとしていた律(佐藤健)は、和子(原田知世)が晴(松雪泰子)と結託して新居を鈴愛(永野芽郁)の近所にしていたことを知る。そして、同じ大学の同級生で隣人の正人(中村倫也)と知り合うのだった。

一方、鈴愛はオフィス・ティンカーベルで炊事と洗濯の日々。そんなある日、秋風(豊川悦司)から、五平餅を作るよう要求される。だが、できあがったものを「まずい」と酷評されただけでなく、秋風は鈴愛を漫画家のアシスタントとしてではなく、食事の世話係として採用していたという事実が発覚。これに逆上した鈴愛は、秋風の原稿をつかみ取り、窓からバラまくと言い放つ。

じいちゃん、助けて!(C)NHK