中山秀征が蓄積された知識を生かす! 昭和歌謡の魅力を語る

2018/05/17 06:00 配信

音楽 インタビュー

中山秀征が「昭和歌謡パレード」のMCに(C)BSフジ

中山秀征が語る昭和の思い出とは?


――歌番組でMCをされる上で、気を付けていることはありますか?

歌手の方がしゃべりやすい環境をどれだけ作れるかということです。皆さん、僕たちの知らない体験をたくさんされているので、そういう話も引き出していきたいですね。

(歌手の方は)意外と知られていない面白い話が多いんです。例えば、鳥羽一郎さんはモンゴル人力士のフルネームを言えるんですよ(笑)。

それはすごいことだと思うのですが、おそらく、聞かれる機会もないと思うんですよ。

僕はこれまで演歌の番組や、ラジオで歌謡番組もやらせてもらっていますが、その中での蓄積した知識です。先輩方の表に出ていない情報を、どんどん出していきたいですね。

――中山さんにとって、思い出の昭和歌謡の一曲と言えば何でしょうか?

人生で一番初めにしびれたのは、殿さまキングスの「なみだの操」という曲です。内容は大人向けで「あなたのために守り通した女の操―」という歌詞なのですが、これを5歳の時に歌っていました(笑)。

殿さまキングスが(中山の)地元の群馬にコンサートに来たことがあるんです。それを見に行ったんですが、ステージで歌う宮路オサムさんに、子供たちが花束をあげていたんです。

もちろん、代表の子たちなんでしょうけど、僕もまだ子供でしたので、「何かあげればステージに上がれる」と思って、持っていた板チョコを半分に割って、ステージで実際に渡したことがあるんです(笑)。

そういう思い出もあって、歌謡界の華やかさや、間近でご本人を見ることができた感動の思い出が残っていますね。