連続テレビ小説「半分、青い。」(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか)の“中村”といえばゆるふわイケメン・正人を演じる中村倫也――そんな風潮に、ある人物が待ったをかけた。ヒロイン・鈴愛(永野芽郁)の祖父・仙吉を演じる中村雅俊だ。
鈴愛と正人の恋の進展が描かれた6月1日放送の第53回では、鈴愛の母・晴(松雪泰子)が鈴愛に会うため上京したことで、久々に岐阜・梟町の住人たちが多数登場した。
中でも注目を浴びたのは、中村演じる仙吉が自宅の居間でギター弾き語りするシーン。仙吉は、鈴愛の弟・草太(上村海成)を相手に、フォークグループ・ガロの大ヒット曲「学生街の喫茶店」(1972年)を歌い「おじいちゃん、年甲斐もなくフォークソングが好きなんや」とほほ笑み、続けて当時の最新ヒット曲であるサザンオールスターズの名曲「真夏の果実」(1990年)を歌ったのだ。
「こんな歌が、おじいちゃんの青春時代にあったらよかった…そうすりゃじいちゃん、廉子さんに、ばあちゃんに歌ってやった」
自分の青春時代は戦争まっただ中だった仙吉じいちゃん。戦争体験について語ることはなく、ただただ亡くなった妻・廉子(風吹ジュン)と平和を想う姿が静かに描かれた。
そんな一連は、歌手・中村雅俊の見事な歌声もあいまって視聴者の心をとらえた。SNSでは「朝から中村雅俊…沁みた」「中村雅俊さん素敵です!」「待ってました!仙吉じいちゃんライブ」「美声でギター弾き語り。こんなじいちゃんうらやましすぎる」「『おじいちゃん年甲斐もなくフォークソングが好きなんや』て…そのレベルではない!」などのつぶやきであふれ、「中村雅俊」がTwitterのトレンドワード1位に躍り出るほどの反響を見せた。
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