「おっさんずラブ」最終回直前!田中圭&林遣都&眞島秀和&吉田鋼太郎、恋の座談会【おっさんずラブ連載】

2018/06/02 11:00 配信

ドラマ

「おっさんずラブ」最終話劇中写真(C)テレビ朝日


人が人を好きになることはすごくステキなこと


それぞれの立場で全力で恋をしてきた4人。今作を通じて自身の恋愛観に変化はあったのだろうか?

吉田「僕はね、一番純粋に恋をしてたと思うのは、中学3年から高校1年にかけて。あんなふうに全てを忘れて没頭するような恋は多分もうできないなって思いながら生きてきて、実際そうなので。そのころの思い出だけを大切に生きていきたいな、と(笑)。みんなもそのうち分かると思うけど、恋はしなくなる。これは悲しいよ…」

林「そう思うと、恋をすることは人生において大切だと思います。つらいこともうれしいこともいろいろ経験できるというか…。ただ、この作品がすごいのは、もはや恋の次元を超えて、壮大な人間愛のドラマになってきたところ。演じている自分も、すごい震える瞬間があったりします」

眞島「世代とか性別を超えて、心が動くっていうのは、いくつになってもすてきなことなんじゃないかな」

田中「『おっさんずラブ』というタイトルですから、確かに男同士ではあるんですけど、実は僕ら…男同士の恋だなんて一切思ってないんです。この作品を通して感じるのは、人が人を好きになることってすごくすてきだなっていうこと。年齢とか関係なく、相手を思いやるとか、相手のことを考える時間っていうのはすてきだなって思うし、最終回に向けて、それがただのBLじゃないっていうのが一人でも多くの人に伝わればいいなと思います。マッシーは最後、もっと言っておかなくて大丈夫ですか?」

眞島「そうだなぁ…。でも、前に俺が『この作品ってこうなんじゃない?』って話してたことを、圭くんが今、全部話してくれたから」

田中「え…? ああ、そういうこと(笑)。うまく代弁できてましたか?」

眞島「まるで俺がしゃべってるかのようで、すげぇなって思ったよ(笑)」

田中「ということだそうです(笑)」

取材・文=片貝久美子