夏ドラマ速報! 今回の【日曜ドラマ編】の最注目作は「この世界の片隅に」(TBS系)。2017年映画化され大反響を呼んだ、こうの史代の同名漫画がついにドラマ化。同作の肝を握るヒロイン・すず役には約3000人の中から松本穂香が選ばれた。TBS系ドラマを象徴する枠の一つ「日曜劇場」、そして圧倒的支持を得る名作のヒロインという大抜擢ともいえるこの大役をどう演じ切るか注目が集まる。もう1つの注目作は、「ゼロ 一獲千金ゲーム」(日本テレビ系)。ゴールデンプライム帯連ドラ初主演となる加藤シゲアキ演じる天才勝負師が1000億円を賭けたゲームに挑む。手に汗握る“マネーゲーム”ドラマで、この夏はハラハラドキドキを体感してみては。
こうの史代の同名漫画をドラマ化。太平洋戦争の最中、広島県の江波(えば)から呉(くれ)に嫁いだヒロイン・すずが、嫁ぎ先の北條家で過ごすかけがえのない日常を丹念に描いていく。
すずを演じるのは約3000人の中からオーディションで選ばれた松本穂香。すずの夫・周作を松坂桃李が演じる。ほか、嫁ぎ先から出戻ってきた周作の姉・径子を尾野真千子、周作と径子の父・円太郎を田口トモロヲ、同じく母・サンを伊藤蘭、そして、オリジナルキャラクターとなる北條家の隣に住む幸子を伊藤沙莉、夫が出征中の主婦・志野を土村芳、すずの妹・すみを久保田紗友が演じる。
脚本は岡田惠和、音楽は久石譲が担当。久石は、民放連続ドラマに24年ぶりに音楽を提供する。松本穂香は「すずさんのように明るく前向きに精一杯楽しんで最後まで頑張りたいと思います」と意気込みを明かした。
松本の起用について、佐野亜裕美プロデューサーは「オーディションの部屋に入ってきたときに何かすごくアンバランスな魅力を感じて。手足がすらっとして長いんですけど、何かちょっとファニーな顔。アングルによって表情が全然違う顔立ちを含めて、すごく魅力的な子だなと。この子がすずをやっているところを見てみたいと、満場一致で決めました」と明かす。
漫画「カイジ」シリーズを手掛けた福本伸行の、発行部数300万部を誇る人気コミック「賭博覇王伝 零」をNEWSの加藤シゲアキ主演でドラマ化。加藤はGP帯の連続ドラマ初主演となる。また、NEWSのメンバー・小山慶一郎、増田貴久、手越祐也が友情出演することも決定した。
本作は、建設中のアミューズメントパーク「ドリームキングダム」を舞台に、挑戦者たちがサバイバルゲームを展開していく物語。“ゲームに勝てば1000億円”という人生の一発逆転を狙い、命懸けのゲームに身を投じる若者たちが、助け合い、笑い合い、真の友情を紡ぎ上げていく姿を描く。加藤は、自分が勝つことよりも他人が負けないことを選ぶ天才勝負師・宇海零役。表向きは町の進学塾で働く非正規教員だが、実は弱者たちを救う“義賊”という裏社会のヒーローを演じる。
プロデューサーの櫨山裕子は「加藤シゲアキさんとは、2016年の『24時間テレビ—』(日本テレビ系)のドラマでその真剣に役に向かう姿に感銘を受け、またご一緒したいと思っていました。“ハラハラドキドキのゲームの面白さとその最中に起こる人間ドラマ”が盛り込まれた世界で、加藤さんはじめ登場人物がビビッドに生きる姿を描き出すべく、現在脚本と格闘中です」。
お金をめぐるサバイバルゲームに挑む加藤シゲアキは、以下のようにコメント
「原作を読ませていただいたのですが、ページをめくる手が止まらず、読み終わっても心臓の高鳴りがやみませんでした。NEWSのメンバーが参加してくれる…とても感慨深いです。メンバーと芝居をするのは少し照れくささもありますが、この機会をできる限り楽しみたいです」と意気込みをみせた。
また、同作に出演予定のNEWSの各メンバーも加藤を激励すべく以下のコメントを寄せた
小山慶一郎「誰が何話で出るか、役柄などはまだ秘密ですが、ドラマの軸となる重要な役柄と聞いています。我々(われわれ)で、シゲ(加藤)への力添えをしたいです」
増田貴久「ドラマでシゲと共演できることを新鮮でうれしく思います。主役を食っちゃう気持ちで頑張ります。NEWS全員が登場するドラマ、お楽しみに!」
手越祐也「ドラマの現場でメンバーと一緒なのは緊張しますが、楽しみです。3人がいることがあれば、シゲにはおいしい差し入れをもらいたいです(笑)」
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