北原里英「一番抱きたい沖田総司に」初舞台に意欲

2018/06/11 12:01 配信

芸能一般

舞台「新・幕末純情伝 FAKE NEWS」制作発表会見に出席した北原里英(写真中央)ら


北原里英が6月10日、初舞台で主演を務める「新・幕末純情伝 FAKE NEWS」の制作発表会見に出席。「キャスト登場シーン」を報道陣に公開し、初舞台への意気込みを語った。

同作品は、「新撰組の沖田総司は女だった」という物語で、劇作家・つかこうへいの代表作の一つ。これまで舞台では広末涼子、石原さとみ、桐谷美玲らそうそうたる女優が主演を務めてきており、北原は10代目の沖田総司となる。また、演出はトレンディードラマをはじめ、数々の話題作を手掛けてきたフジテレビ・河毛俊作エグゼクティブディレクターが務める。

4月にNGT48を卒業し、女優として「一つ目の大きな仕事」となる北原は「ほぼ初舞台で、こんな大きな舞台で、座長さんということで、不安と緊張を感じました」と心境を吐露。

「稽古自体も初めてだったので、何からすればいいのかわからないまま稽古場に入らせていただきました。(舞台は)厳しいイメージだったので、すぐに挫折して嫌になってしまわないか(自分で)心配で、すごく怖かった」と打ち明けたが、「本当に皆さん優しくて甘えさせていただいているし。本当に楽しいです」と笑顔を見せた。

稽古4日目ながら見事な殺陣を披露した北原里英


この日は、殺陣も公開。河毛氏は「初めての殺陣で最初は大丈夫かなって思ったんですけど、(まだ稽古4日目なのに)よくここまで仕上げてくれた。本当に始まったばかりで、これから練り上げていくもの」と北原を称賛しつつ、今後に期待。

坂本龍馬役の味方良介からも「なかなか女性が普段はやらないような体勢でやるが、それができた時が格好良い。殺陣をやりながらせりふを言うってすごくパワーを使うけど、それを稽古4日目でできるってすごく先が楽しみ」と絶賛されると、北原は照れた様子で「ここ、大きく書いておいてください」と報道陣を笑わせた。

また、「今回はハードエロチックに」と言う河毛氏は、「沖田総司は女性としていろいろな面を持っていて、天使と悪魔の間を行ったり来たりするようなところがある。男を否が応でも魅了する、“ファム・ファタール”ってやつですよね。そういう要素を大切にしたい」と、今回の沖田総司への思いを明かした。

北原は「去年まではカットしていた、ほとんどの男性(共演者)との絡みというか関係があるみたいで」と打ち明け、「私はAKB48グループにいた10年間で色気を出したことはなかったんですけど、今までとは違った一面を見せていきたい。これまでの沖田総司よりも一番抱きたい沖田総司になれるように頑張りたい」と宣言。

「若い人たちで作り上げ、伝統は残しつつ、新しいものになればいいなって思っていいます。夏にやる舞台ということで、熱い気持ちでやっていければ」と、意気込みを語った。

【写真を見る】「頑張るぞ!っていう表情で」とリクエストされ、ポーズを決める味方良介、北原里英、小松準弥(写真左から)


この日は、土方歳三役の小松準弥、桂小五郎役の田中涼星、新選組隊士二宮役の増子敦貴、岡田以蔵役の松村龍之介も出席した。舞台「新・幕末純情伝 FAKE NEWS」は7月7日(土)から30日(月)まで、東京・紀伊國屋ホールで上演。