伊東歌詞太郎初の著書が3刷決定!トーク&サイン会でファンも聞き入ったスランプ脱出法に注目

2018/06/14 14:26 配信

芸能一般 インタビュー

伊東歌詞太郎

6月10日、東京・紀伊國屋書店新宿本店で、5月に著書「家庭教室」で小説家デビューを果たした伊東歌詞太郎のトーク&サイン会が開催された。

伊東歌詞太郎は、2014年にメジャーデビューを果たした人気シンガー・ソングライター。キツネのお面を着けての活動がトレードマークにもなっている。

初の小説「家庭教室」は、アルバイトで家庭教師を務める大学生・灰原巧が、送り込まれた家庭で、生徒となる小中学生やその家族の抱える問題と真摯に向き合い、対処策を模索する姿を描く7編のオムニバスストーリー。

「音楽で食べられるようになる前は、塾講師や家庭教師のアルバイトをしていました」という著者の体験が基となっている。伊東歌詞太郎がシンガー・ソングライターとして生み出してきた楽曲同様に、若年の心の揺れや機微を瑞々しく表現した作品は、女性を中心に多くの読者の共感を集める。

熱心なファンにも支えられて書籍の売れ行きは芳しく、この日は重版3刷が決定したことが報告された。

初の著書の出版後、首都圏ほか九州、関西、愛知などで精力的にサイン会を開催してきた伊東歌詞太郎。トーク冒頭、編集担当はその活動の中から、関西でのサイン会のエピソードを紹介した。

大阪のサイン会イベントを書店員として担当した方が、丁寧にお礼の挨拶をして回った伊東歌詞太郎の人柄に触れて思い立ったのか、翌日の神戸のサイン会にやって来たというのだ。

「すごくうれしかった。その書店員さんは、伊東歌詞太郎のことを知らない人だったんです。そんなふうに、僕のことを知らなかった人も本を手に取ってくれる。

それはやっぱり、ここに来てくれる皆さんのおかげ。皆さんが広めてくれていると感じるんです。正直、自分の本がこんなに広がるなんて、思ってもなかった。

本を書くことは前からの夢で、こうしてようやく初めて書いた。だから新人作家として頑張ろうと思ってる。支えてくれる皆さんに、いつもと同じように感謝を伝えたい」。

そう真摯(しんし)に語る様子を、集まったファンは温かいまなざしで見詰めていた。

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