――今回は、作・演出が鈴木さんの作品となります。
廣瀬:僕は7年前にドラマ「私のホストちゃん~しちにんのホスト~」(2011年10月-2012年3月、テレビ朝日)でお世話になり、自分がお仕事をいろいろやらせていただけるようになったきっかけになりました。すごくお世話になった方なので、またご一緒できるのはすごくうれしかったです。
僕の中のおさむさんの作品のイメージって、人が触れたくても触れてこなかった部分だったりとか、あまり触れないようなところにぐいぐいと入っていって、人間の本質的なものから攻めていくというか、結構重たい作品を扱っている印象が強かったんですね。
でも、今回は「切なく泣けるラブファンタジー」というお話をいただいた時、僕は意外と言うかびっくりして、「こういう純粋なラブストーリーを手掛けるんだ」って思いました。いろいろな引き出しを見せていただいている感じがしますね。
おさむさんは女性の喜ぶことや悲しむことなど、女性に対する感性みたいなものが長けているのかなっていう印象があります。7年前のドラマは、僕はホスト役だったんですね。おさむさんの脚本で、ちょっとくさかったりもするんですけど、“こういうせりふを言ったらお客さんが喜ぶ”とか、“見ている人がキュンとする”とか、そういうところを突いていたんです。
だから、今回の作品でも女性の方が“キュンキュンする”ような題材が入っているんだろうなって思っています。
川栄:私は、鈴木さんとはお仕事を初めてご一緒させていただきます。ドラマだけではなく、舞台も見に行かせていただいたんですが、結構パンチの効いた作品が多く、すごく面白かったです。なので、「いつか一緒にお仕事をさせていただけたらいいなぁ」って思っていました。今回の出演が決まった時はすごくうれしかったです。
――まだ台本を受け取っていないそうですが、廣瀬さんの役がどうなるか気になります。
川栄:私も気になっています(笑)。携帯から死んだはずの元カレって不思議じゃないですか。想像がつかないですよね。どんな感じなんだろうって。
廣瀬:僕も聞いてビックリしたんですけど、携帯電話が横で芝居をしているのか…まだ分からないですけど(笑)。まあ、舞台だからいろいろな見せ方があると思うので、そこはおさむさんの演出をすごく楽しみにしているところでもありますね。
それに、話自体はリアリティーがあるストーリーになっているんですけど、携帯から死んだ元カレが出てくるところからファンタジー要素が出てきて。女性の方は、川栄さん演じる茜の目線で見てくださると思うんですけど、例えばOLさんたちが入りやすいストーリーだと思うんですよね。楽しみにしていてほしいです。
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