──“朝ドラ”への出演は「ゲゲゲの女房」(2010年)、「カーネーション」(2012年)に続く3作目ですが、オファーを受けられた経緯を教えてください。
何度かおつきあいさせていただいている、(演出の)田中健二さんからのご依頼であったことが理由です。
脚本は自分が登場する台本だけを見せていただくわけですが、宇佐川教授のキャラクター、セリフがあまりに面白く、読みながら笑ってしまい、がんばらせていただきたいと思いました。
──宇佐川教授のキャラクターの濃さは、放送後、話題となっていました。役へのアプローチをされる際に、参考にされたもの、意識されたものはありましたか?
昔、自分で劇団を作っていて、コメディーの要素もあるハイテンションの芝居をしていました。脚本の感じから、そのときの感覚を蘇らせて演ずるしかない、と思いましたが、他の皆さんのお芝居となじんでいないのでは、とだんだん不安になりました。
放送後の反響はどう知ったらよいのかわからないですが、SNSで喜んでくださっている声もあり、うれしい気持ちです。
──共演シーンの多い佐藤健さんの印象を教えてください。
静かな空気を携えていらっしゃる方と思いました。宇佐川教授とは大違いですね。
──監督・塚本さんから見た本作の魅力を教えてください。
鈴愛を演じる永野芽郁さんのすべてがまんまるいほがらかさと、作品を牽引してゆく力強さが魅力です。漫画を作る世界が、もちろんデフォルメされながらも、大変さと面白さを感じることができて、楽しいです。
──最後に、視聴者・読者の方へメッセージをお願いいたします。
星野源さんの主題歌にぴったり合ったさわやかな物語。この先どうなってゆくのか僕も楽しみです。宇佐川教授もときどき登場しますので、そのときはよろしくお願いいたします。
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