「半分、青い。」世界的映画監督・塚本晋也が見た永野芽郁の魅力は『まんまるいほがらかさ』

2018/06/16 14:30 配信

ドラマ インタビュー

宇佐川教授の著書「ロボット革命」は、鈴愛(永野芽郁)の心には届かず(C)NHK


──“朝ドラ”への出演は「ゲゲゲの女房」(2010年)、「カーネーション」(2012年)に続く3作目ですが、オファーを受けられた経緯を教えてください。

何度かおつきあいさせていただいている、(演出の)田中健二さんからのご依頼であったことが理由です。

脚本は自分が登場する台本だけを見せていただくわけですが、宇佐川教授のキャラクター、セリフがあまりに面白く、読みながら笑ってしまい、がんばらせていただきたいと思いました。

──宇佐川教授のキャラクターの濃さは、放送後、話題となっていました。役へのアプローチをされる際に、参考にされたもの、意識されたものはありましたか?

昔、自分で劇団を作っていて、コメディーの要素もあるハイテンションの芝居をしていました。脚本の感じから、そのときの感覚を蘇らせて演ずるしかない、と思いましたが、他の皆さんのお芝居となじんでいないのでは、とだんだん不安になりました。

放送後の反響はどう知ったらよいのかわからないですが、SNSで喜んでくださっている声もあり、うれしい気持ちです。

──共演シーンの多い佐藤健さんの印象を教えてください。

静かな空気を携えていらっしゃる方と思いました。宇佐川教授とは大違いですね。

──監督・塚本さんから見た本作の魅力を教えてください。

鈴愛を演じる永野芽郁さんのすべてがまんまるいほがらかさと、作品を牽引してゆく力強さが魅力です。漫画を作る世界が、もちろんデフォルメされながらも、大変さと面白さを感じることができて、楽しいです。

──最後に、視聴者・読者の方へメッセージをお願いいたします。

星野源さんの主題歌にぴったり合ったさわやかな物語。この先どうなってゆくのか僕も楽しみです。宇佐川教授もときどき登場しますので、そのときはよろしくお願いいたします。