今年も激戦!「衛星放送協会オリジナル番組アワード」受賞9作品の選出理由とは?

2018/06/20 13:23 配信

芸能一般

「第8回を迎えて、衛星放送の特色が顕在化してきましたね」


オリジナル番組賞の審査委員を務める音好宏氏


2017年度にBS・CS(有料多チャンネル)で放送されたオリジナル番組の中から、優れた番組・編成企画を表彰する「第8回衛星放送協会オリジナル番組アワード」の最優秀賞が6月11日に発表された。オリジナル番組賞の最終審査委員を務める音好宏氏(上智大学文学部新聞学科教授)に、今年の審査について聞いた。

ーテレビ番組を表彰するアワードはたくさんありますが、衛星放送協会オリジナル番組アワードの特色はなんですか?


ひとつは、質の高い衛星放送のオリジナル番組を評価していくことです。回を重ねるごとに、衛星放送の特色が顕在化してきたと思います。例えば、ドラマ番組部門の最優秀賞は、地上波と変わらないクオリティでありながら、地上波では放送されることが少なくなった時代劇ということを評価して、「三屋清左衛門残日録 三十年ぶりの再会」(時代劇専門チャンネル)に決まりました。

衛星多チャンネル放送は、たくさんのジャンルでオリジナル番組を制作するチャンネルもあれば、映画やアニメなどの専門チャンネル、海外制作の作品を買い付けて放送するチャンネルなど、多様です。ですから、オリジナル番組を評価するだけでなく、編成や特集企画の妙を評価するオリジナル編成企画賞も設けています。