7月2日(月)に、松本清張特別企画「犯罪の回送」(夜9:00、テレビ東京系)が放送される。同作品は、松本清張が遺した最後のミステリー作品が原作。映像化は今回が初めてとなる。
出演は村上弘明と陣内孝則がタッグ。これまでテレビ東京で放送した、開局50周年特別企画「黒い画集―草―」(2015年)、松本清張特別企画「喪失の儀礼」(2016年)、松本清張没後25年記念特別企画「誤差」(2017年)に続き、4作品目の組み合わせとなる。ほか、共演は鈴木保奈美、田中道子、平岡祐太ら。
今回、主演を務める村上弘明にインタビューを敢行した。
村上は、松本清張作品の中でも今作ならではのポイントを、「仕掛けがすごくて、奇想天外です。今、サスペンスと言ったらさまざまな作品がありますが、書かれた当時にこんな発想があったのかと驚きました。自分のルーツと全く関わりのない事柄で、よくこんなことが考えられるなと思います」と語る。
また、「台本を読んで、非常に特徴的だなと感じたのは、出てくるキャラクターの印象がみんないいんですよ。こんなに好かれる人が、実は罪を犯していた…という、人の表と裏を描いている作品です。これは、原作者が戦前、戦中、戦後と生き抜いてきた中で、修羅場と言うか、地獄の中での人間のどろどろした部分を目の当たりにしているからこそのものだと感じました」と感想を。
続けて、「そういった人の相反するギャップを出せればと思い、今までと比べてソフトに演じています。トータルとして見てみるとどうなるのか、楽しみにしていただければ」と役柄についてコメントした。
さらに、2日にわたってロケが行われた北海道について、「高校時代の修学旅行で行ったので、思い出深い場所ですね。ロケがもう少し長ければいいんですけど(笑)、食べ物もこれからおいしいですし、空気を満喫しようかなと」と楽しそうな様子で話してくれた。
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