週末の番組表には個性的ドラマが並ぶ。5月に逝去した土山しげるの同名コミックを福士誠治主演でドラマ化するのが、連続ドラマJ「極道めし」(7月14日スタート、毎週土曜夜9:00-9:54、BSジャパン)。
刑務所の雑居房を舞台に、メシしか楽しみのない受刑者がシャバで食べた一番おいしかったものの話をして勝った者が他の受刑者のおかずをもらえるという、看守には秘密の戦いがつづられていく。
さほどおいしくもない刑務所の食事を唯一の楽しみにしながら、食べ物にまつわる思い出をうれしそうに語る受刑者たちの姿が愛(いと)おしく感じられる、新趣向の“夜食テロ”群像劇だ。
窪田正孝主演で働き方改革に一石を投じる!? ヒモ男の愛と人生を描く社会派コメディー「ヒモメン」(7月スタート、毎週土曜夜11:15-0:05、テレビ朝日系)にも注目したい。
鴻池剛の同名漫画をドラマ化した本作は、仕事も家事もダメなヒモ男の翔(窪田)と、そんな翔と成り行きで同棲することになった看護師のゆり子(川口春奈)の物語だ。
夢を語るばかりで働こうとしない翔を、あの手この手で更生させようとするが、結局いつも裏切られてしまうゆり子は、いつしか人として成長していく。「仕事とは?」「お金とは?」「愛とは?」…示唆に富んだ社会派ドラマとしても楽しめる一作!
羽生生純の同名漫画を、大野拓朗&夏帆のキャストでドラマ化したのが真夜中ドラマJ「グッド・バイ」(7月14日スタート、毎週土曜夜0:00-0:30ほか、BSジャパンほか)。モテ男の田島毛(大野)が、先輩の文代(夏帆)の協力を得て、太宰治の小説を手本に愛人清算計画を進めていく“ゲス”な物語だ。
憂鬱な月曜を前に1000億円GETの夢を見て活力UPさせてくれるのは、「ゼロ 一獲千金ゲーム」(7月15日スタート、毎週日曜夜10:30-11:25※初回は夜10:00-11:25、日本テレビ系)。建設中のアミューズメントパークを舞台に、勝てば1000億円という人生一発逆転の命がけのゲームに挑む若者たちを描く。ゴールデン・プライム帯の連ドラ初主演の加藤シゲアキが進学塾の非正規教員という表の顔の一方で、弱者たちを救う裏社会のヒーローを演じる。
さまざまなキャラクターが躍動する夏ドラマ。あなたはどのイケメンがお気に入り?
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