運送会社のタイヤ脱輪事故を発端に、大手企業の“リコール隠し”問題へと発展する映画「空飛ぶタイヤ」。事故を起こした運送会社の社長・赤松徳郎を長瀬智也、事故車であるトレーラートラックを整備した門田駿一を阿部顕嵐が演じる。同じ事務所の先輩後輩でもある2人が語る、男同士のつながりとは。
長瀬「阿部くんとは一緒のシーンはあったけど、合間もどういうふうに撮るか、なんて話をしちゃってたから、なかなか和気あいあいってところまで話せてないよね」
阿部「はい。普段は気さくなのに、社長が追い詰められるシーンになると、長瀬くん自身もピリピリしてる感じがして」
長瀬「へぇ~。そうだった!?」
阿部「でも、そのおかげで僕ものめり込めた気がして、その後の喜びのシーンは素でうれしくて、長瀬くんと分かち合えた気がしました」
長瀬「僕も先輩と一緒に仕事させてもらってきたから。阿部くんが見えてる景色…みたいなものは何となく分かるよ」
阿部「初めて生で見た長瀬さんは、まずその長身と、存在の大きさに驚いてしまって(笑)。僕が言うのも何ですけど、カッコいいッス」
長瀬「大きいだけじゃなかった?」
阿部「ほれちゃいました」
長瀬「それは良かったわ(笑)」
阿部「スタッフさんにすごくフランクに話し掛けていて、こういう大人の男になりたいって。長瀬くん、クールなイメージだったので」
長瀬「後輩に気を使ってあげたいけど、20歳も離れてるとどうしてあげたらいいか俺も分かんなくてさ(笑)。でも現場では阿部くんが、やるべきことを握り締めながらやってる姿は見てたよ。阿部くんの年のころ、俺はこんなにしっかりしてなかったな、えらいなと」
阿部「ありがとうございます」
貴重な機会に、大先輩・長瀬智也に聞いてみたいことは!?
阿部「バイクに本格的にハマったのはいくつのときなんですか?」
長瀬「免許を取れる年齢になる前から憧れてたよ。オヤジがその手が好きで、見てきた映画もカッコいい乗り物が出てくるヤツでさ」
阿部「僕も車とバイクがすごく好きなんです!」
長瀬「そうなんだ!」
阿部「バイクはまだ乗ってないんですけど」
長瀬「乗り物って、男にとって不可欠なものだよな。その根拠なくカッコいいものを追究できる人って、何を作ってもカッコいいものを作るって思うんだよね。周りの乗り物好きはみんなそうだし、音楽なんて特にそう! ロックやってる男は乗り物好きだよ。乗り物とロックの疾走感はつながるものを感じるんだよね」
阿部「ああ! なるほど!!」
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