上地雄輔、ボケまくる吉川晃司に「漫才しに来たわけではないから!」

2018/07/10 06:00 配信

ドラマ

「(上地は)せりふが2人分ですから大変だったと思う」(吉川)


一切口をきかず江戸城内へ居座り続ける御書院番士・的矢六兵衛を演じる吉川晃司


本作は、とりわけ2人のシーンが多い。吉川は「(自分がしゃべらない分、)彼はせりふが2人分ですから大変だったと思います」と上地をねぎらう。しかし、黙っているシーンがつらかったかと尋ねられると「(他の人の演技を見て)『また間違えやがった。帰るの遅くなるじゃねーか。いい加減にしろ!』って思っていた」と本音をポロリ。上地が「そんなふうに思っていたんだ!」と驚くと、吉川は「君のせいで何回夕飯が遅れたか」と言い会場を笑わせた。

吉川の演技について「背中で演じてくれた」と上地。「僕のシーンが終わると、後ろを向いたまま、ゆっくり親指を立ててくれるので、それをもらうために“頑張ろう”と思っていました」と回顧。しかし吉川の思惑は違ったようで「『今日は早く帰れるぞ!』って(思っていた)」と明かすと、「そっちの親指だったの?」とガックリとうなだれていた。

上地雄輔は、的矢六兵衛(吉川)を江戸城から排除するよう命令された名もなき下級藩士・加倉井隼人を演じる


難しい役どころに挑戦した吉川は「時代が変わっても“残すべき美しいものは残さなきゃ”と思いましたね」と述懐。『明治維新』という革命時に六兵衛は周りの人々に「武士道って何だと思う?」と問うたのだ、と解釈したそう。

対する上地は加倉井を演じたことで「どんな長ぜりふも怖くなくなりました」とコメント。吉川は「このあと、絶対長ぜりふのある芝居の話が来ますよ。だってできるんだもん」と明言した。

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