橋本さとし×濱田めぐみ対談! 「“ドロドロジュクジュク”感…濃さでは負けない!」【メタマク連載】

2018/07/10 18:00 配信

芸能一般

新感線☆RS『メタルマクベス』disc1に出演する橋本さとしと濱田めぐみが対談を行った撮影:大川晋児

橋本さとしのランダムスターが一番チャーミング!


――disc2では尾上松也さん、大原櫻子さん、disc3では浦井健治さん、長澤まさみさんがランダムスター、ランダムスター夫人を演じますが、「disc1、ここは他には負けないぞ!」というポイントはありますか?

濱田:ジュクジュク感かな…。

橋本:“ドロドロジュクジュク”感…濃さでは負けないと思います!

濱田:濃いからこそランダムスター、ランダムスター夫人が哀れにも見えるだろうし、純粋な部分が際立って、「人間ってこういうところあるよね」というのがより深く掘り下げられるんじゃないかなと思います。

やっぱり他のdiscよりもいろいろ経験している2人だと思いますし、そういうところでグワッと真に迫るところがあるんじゃないかと!

――橋本さんは5月に行われた製作発表では初めてお客さんの前で、松也さん、浦井さんと共に劇中歌「きれいは汚い、ただしオレ以外」を歌われていましたが、いかがでしたか?

橋本:浦井健治とかが歌ったら「きれいは汚い、ただしオレ以外」っていうタイトルも納得できるでしょ、綺麗でかっこいいから。でも僕がそれ歌うと「何言うてんねん!」ってツッコミがくるような歌なんじゃないかって思っていて(笑)。でも、もう勘違いで行こうかなと思ってますよ。

――いえいえ、とてもすてきでしたよ! そんな橋本さんをご覧になって濱田さんはどう思われましたか?

濱田:あの3人の中で一番チャーミングでした。かわいらしくて、終始心配になりました! 母性本能をくすぐる何かがあるんですよ、“橋本さとし”には。

橋本:そうなの(笑)!? 僕めっちゃ必死でしたよ、チャーミングでした? 松也も健治もかわいいよ?

濱田:一番ノリノリだったもん、ちょっと首を痛めたりしてたけど。

橋本:無我夢中になるんだよね。

濱田:あの時、松也くんは冷静だったし。

橋本:大人でしたね。

濱田:浦井くんは、「かっこいいぜ、俺!」って分かっていてやってるし(笑)。そんな中、私は「うちの旦那はこんなにチャーミングなんですよ~」という気持ちで隣に立ってました。

橋本:それぞれのdiscのランダムスター夫人が同じように感じてたんやろうね。

濱田:「うちの旦那はこんなにすてきですよ~!」ってね(笑)。面白かったです、三者三様で。

――他のdiscの方とはお話しされましたか?

濱田:ずっとしゃべってました! すごい仲良くなったんですよ。

橋本:不思議とね。共演することはないじゃないですか、だけどすごい一体感があって絆が深まりました。それぞれの苦しみとか不安とか共有できる仲間たちだからですかね。

濱田:「じゃあ稽古場でね!」って思わず言いそうになったけど、「二度ともうこの6人は揃わないんじゃない?」って思った瞬間、寂しくなっちゃいました。

橋本:寂しかったね。

濱田:だから「みんなでご飯食べに行こうね!」って約束しました。互いにリスペクトしつつ「頑張ろうね!」「とにかく体調に気をつけて!」って言いあって、スクラム組んだ感じでしたね。

――最後に、トップバッターとしての意気込みをお願いします!

橋本:ぶっ飛ばせるだけぶっ飛ばして行こうと思います! 僕らが最初にステージアラウンドでガンガンに爪痕を残して、その爪痕を見たdisc2、disc3の人が「ゲッ!」と思うような、「すごいものを残してくれたな」「じゃあ俺たちももっと頑張ります!」と思わせられるようなエネルギー源になれるように頑張りたいです。

僕らなりのものをとにかく見せて、残していきたいと思います。

濱田:私はさとしさんが教えてくれたように、全部を無にして、まっさらになったところで演出家のいのうえさんと向き合っていきたいです。

いのうえさんがつけてくださったものを吸収して、どういう自分を出せるのかというのを試していきたいです。その上で私も爪痕を“ガリガリガリ…”と、私なりのランダムスター夫人を残していきたいと思います。