岡田惠和が脚本を手掛け、松本穂香&松坂桃李が出演する話題のドラマ「この世界の片隅に」(毎週日曜夜9:00-9:54※初回は夜9:00-10:19、TBS系)が、いよいよ本日7月15日(日)よりスタートする。
こうの史代の人気同名コミックを連続ドラマ化。太平洋戦争中、軍港の街として栄えた広島・呉の家に嫁いだ、ごく普通の女性・すず(松本)が、戦時下で物資が乏しくなる中、前向きに日々の暮らしを重ねていく姿を中心に、すずの夫・周作(松坂)ら、さまざまな人間模様が紡がれていく。
脚本を手掛ける岡田惠和は、本作主演の松本も出演した連続テレビ小説「ひよっこ」(2017年NHK総合ほか)や、「最後から二番目の恋」(2012年)「続・最後から二番目の恋」(2014年ともにフジテレビ系)など、人間の機微を優しく繊細に描く名手。本作でも、ヒロイン・すずをはじめとする登場人物一人一人の人物像、すずと北條家の人々との関わりを丁寧に描写してくれるはずだ。
「この作品の制作が決まり、誰に書いていただきたいかと考えたときに、ちょうど岡田惠和さんが脚本を手掛けられた『ひよっこ』が放送されていて。“普通”の女の子が大変な時代を“普通”に生きていく姿を描いた『ひよっこ』に、『この世界の片隅に』と近いものを感じたんです」と、岡田惠和を起用した経緯を語るのは、佐野亜裕美プロデューサー。
さらに、佐野Pに岡田脚本の特長を尋ねると、こんな答えが返ってきた。「岡田さんの脚本は、市井の人の日常がこんなにも愛おしいんだと思わせてくれる、そして、見ている人にも自分の日常を愛するきっかけを与えてくれるところが魅力だと思います」。
本作の脚本の作り方について、「私は、作家の中にあるものが出てくるのが一番いい脚本になると信じているので、打ち合わせでも『このシーンをこう書いてください』と具体的な指示をすることはほとんどないんです」と持論を語る佐野P。「今回の作品で一番大切にしているのは、すずという人をいかに愛してもらえるか、ということ。『行く末を見守っていきたい』と応援していただけるよう、全力を注ぎたいと思っています」と本作に懸ける思いを明かしてくれた。
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