元・日テレ松尾英里子アナ、“ギリギリ”の歌詞朗読も「押し切りました(笑)」

2018/07/13 20:30 配信

バラエティー

BS12 トゥエルビで毎週金曜深夜に放送されている「ザ・カセットテープ・ミュージック」(夜2:00-2:30)。同番組では、マキタスポーツスージー鈴木が1980年代の音楽シーンを振り返り、テーマに沿った名曲を紹介している。

コアなトークで人気を集める「ザ・カセットテープ・ミュージック」だが、7月6日の放送回より、雰囲気が一転。同局にて放送中の「マーケット・アナライズplus+」(毎週土曜昼1:00-2:00)のセットと、「マーケット─」に出演する松尾英里子アナウンサーを“レンタルして”収録している。

このファミリー感がたまらない!


そんな「ザ・カセットテープ・ミュージック」が7月13日(金)に届けるのは、「声に出して読みたい歌詞特集」。マキタとスージーが、ザ・ブルーハーツや尾崎豊など、歌詞フレーズに着目して“好きで好きでたまらない”という数曲をセレクトして語り尽くす。

心にしみる歌詞は松尾アナが朗読するが、中には読むのに“キワドい”楽曲も…。「結果的には押し切った形です(笑)」と話す松尾アナに、収録の感想や「マーケット・アナライズplus+」について話を聞いた。

「ザ・カセットテープ・ミュージック」に出演する松尾英里子アナウンサー


――2番組のセットコラボという斬新な試みですが、お話を受けられた時、率直にどのように感じましたか?

うれしかったですね! 「ザ・カセットテープ・ミュージック」はいつも見ていたので、マキタさんとスージーさんのあの雰囲気に飛び込めるんだと思って、とても楽しみにしていました。

──では、実際に収録に参加されて、いかがでしたか?

いつもテレビを見ながら、画面に向かって独り言をしゃべっていたんです。「こんなコードなんだ!」とか、「そういう風に考えるんだ、スージーさん!」とか(笑)。だから、テレビの中に入ってしまったような感覚でしたね。

──今回 朗読された歌詞は、普段読まれている原稿とは全く違うと思いますが…。

そうなんです。歌詞は難しいですよね! 「Oh…」とか「Baby…」っていうのをどう読んだらいいのか、悩みました(笑)。途中何度も笑いそうになりましたけど、結果的には押し切った形ですね(笑)。

──松尾さんは音楽を聴く時、歌詞から聴きますか? 音から聴きますか?

私は音先行の方が多いと思います。ある楽曲を「いいメロディーだな」「この人の歌声、すてきだな」と思って聴いているうちに、「いい歌詞だな」と思うことがよくあります。

──では、番組で解説されているコード進行の話にもご興味が?

そうですね! 今回の収録でも楽しく聞かせていただきました。

松任谷由実さんの特集で取り上げられていた「中央フリーウェイ」は、中学生の時にピアノで弾いてみたことがあったんです。でも、うまく弾けなくて。ずっと「この不思議な感覚は何だろう」と思っていたんですけど、このあいだスージーさんが「転調のところは、エアポケットに入った感じ」と表現されているのを聞いて、「そう! そういう感じ!」と思いました。20年越しに腑に落ちましたね。

──今、気になっているアーティストはいますか?

実はMs.OOJAさんにハマっているんです。友達に誘われてライブに行って、歌唱力に感動しました。高音がすごく伸びて、少しハスキーなのに癒される優しい歌声なんです。宇多田ヒカルさんやDREAMS COME TRUEさんの曲のカバーもされているのですが、原曲の世界観がそのまま伝わってくるようで。大ファンになりました。

──音の響きに敏感なのは、アナウンサーさんならではという気もしますが…。

それはあるかも知れませんね! 「この人の声、マイク乗るなぁ」とか気になりますし、何の気なしにつけたラジオでも、声質だけで出演者を判断することがあります(笑)。

松尾アナは「カセミュ」ファンだったという


──ところで、ご出演中の「マーケット・アナライズplus+」とは、どんな番組なのでしょうか?

資産運用を考えていらっしゃる方に向けた番組で、株式投資とか金とかETFとか、難しい言葉も出てきます。でも、今の時代、これからのためにどうやって資産を作っておこうと考えられている人は、たくさんいらっしゃると思うんですよね。そういう方の手助けになるような情報をお届けしています。…って、急にかたくなりましたね(笑)。

──そうですね(笑)。

私はこの番組に出演し始めて2年半になるのですが、それまでは経済のことなんて、全然分からなくて。でも、お金の動きには国内の政治や外交やトレンドなど、いろんなものが絡み合っているんだなと、だんだん分かるようになってきました。ちょっとしたドラマを見ているようで、面白いです。

難しそうだと思わずに、まずは3カ月ご覧になっていただければ、面白さが伝わると思います!

──かたい世界だと敬遠せずに、ということですね。

専門用語もだんだん聞き慣れてきますし、ワードの“つながり”も見えてきます。そういう意味では、「ザ・カセットテープ・ミュージック」と同じかもしれませんね。初めは“キョトン”だった人でも、だんだんディープな世界に引き込まれていくような。

──では、「カセット」ファンの方にもぜひ、「マーケット・アナライズ─」をと。

そうですね! 金曜の深夜に「ザ・カセットテープ・ミュージック」をご覧になって、土曜日のお昼、よく寝て目が覚めたころに「マーケット・アナライズplus+」をと(笑)。「ちょっと頭シャキッとさせるか」という感じで、見ていただければと思います!