小栗旬初監督作「シュアリー・サムデイ」の現場では、ムロツヨシが1人だけ仲間外れに!?

2010/06/29 12:49 配信

映画 芸能一般

映画「シュアリー・サムデイ」の完成披露試写会に出席した綾野剛、鈴木亮平、勝地涼、小出恵介、ムロツヨシ、小西真奈美、小栗旬監督(写真左から)

映画「シュアリー・サムデイ」の完成披露試写会が24日、都内で行われ、出演者の小出恵介勝地涼鈴木亮平ムロツヨシ綾野剛小西真奈美と、監督の小栗旬が舞台あいさつを行った。

同作のタイトル「シュアリー・サムデイ」とは“いつか、きっと”という意味の造語で、俳優・小栗旬が映画の初監督を務めた青春エンターテインメント作品。高校で爆破事件を起こして以来、何をやってもうまくいかない巧(小出)、京平(勝地)、和生(鈴木)、雄喜(ムロ)、秀人(綾野)の5人が、最悪な人生から抜け出すために立ち上がる姿を描く。

小出は「撮影の日程がタイトで暑くて、基本つらかったです。走るシーンでは汗びちょびちょでズボンが脱げないくらいでした。でも、その追い込まれていく状況が役柄にも重なって、大変だったこともよかったと思えます」と撮影を振り返った。

鈴木は「(アイスの)ガリガリ君を食べるシーンの撮影で、綾野剛くんの唇にガリガリ君がくっついたので、僕が食べ方をレクチャーしようとしたら、舌の全面にくっついて、隣で見ていた勝地くんも唇に付けてしまったという事件が起こりました(笑)」と撮影時の思い出を話した。

5秒で女を落とすという特技を持つ秀人役の綾野は「国民的大女優の大竹しのぶさんと国民的美少女の上戸彩さんを5秒で落としたことは大変心に残っております。自分の芸歴に載せようかと思っているくらいです(笑)」と貴重な体験を語った。

ムロは「1人の撮影の時に監督が近付いてきたので、細かい演出をしてもらえるのかと思ったら『4人のシーンがすげーいいんだよ。楽しみにしてて』って言ったんですよ。いつも4人を褒めてて、小西さんを入れた5人はすごくいいといつも聞いてました」と寂しげに語った。

小西は「今回は皆さん男性で、年齢もわたしの方が少し上だったので、みんなの結束ができたところにわたしが入るのは嫌だなと思い、顔合わせの時点からコミュニケーションを取るようにしました。そのかいあって、待ち時間にみんなで夏うたを歌うのがはやった時、すんなりその輪に入れてすごくうれしかったです」と笑顔でコメント。しかし、ムロはその流行を知らなかったようで「おれその遊びやってない…」とショックをあらわにした。

監督の小栗は「皆さんが演じてくれている最中は最高に楽しかったですが、それ以外は本当につらかったです。余裕がある監督なら俳優さんと楽しくお話することもあると思いますが、そんな時間はなかったですね。この映画でしか見られないキャスト陣の姿を皆さんの目にどんどん焼き付けていけたらいいなと思っております」と力強く作品をPRした。