すず(松本穂香)が北條周作(松坂桃李)のもとに嫁いで数日。山の上に建つ北條家には水道が通っておらず、共同井戸まで水を汲みにいくのがすずの日課となった。近所のことなら隣に住む刈谷タキ(木野花)が何でも教えてくれる。隣保の住民たちとも徐々になじみになってきた。中でもタキの娘・幸子(伊藤沙莉)や堂本志野(土村芳)ら同世代の女性とはかしましく話が弾む。すずは自分が嫁に来たことを実感する。
しかし、すずには悩みがあった。義母・サン(伊藤蘭)に家の慣わしを習いたいのだが、足の悪いサンに遠慮して聞けないのだ。一方のサンも敢えて家事に口を出さない。この状態がすずのストレスとなっていた。
そんなある日、義姉・径子(尾野真千子)が娘の晴美(稲垣来泉)を連れて北條家に帰ってきた。嫁ぎ先の黒村家と折り合いが悪く、しばらくは戻らないという。径子は、北條家の家事は自分がやるからすずは実家に帰れと言い放つ。周作は反対するが、サンと義父・円太郎(田口トモロヲ)は径子の意見に賛成し、すずは嫁いで1カ月で実家に帰ることに…。
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