私が演じる奈々は、おそらくはたから見れば人生の苦労もなく、うらやましく見える女性だと思います。しかし当の本人は、全てが中途半端で、人生の目的が見えずにずっと満足ができていない人です。
奈々には自分というものがあまりなく、人に合わせてしまうところがあります。それは家での姿や、 彼に向ける態度、そして職場で見せる顔が全部違うからです。
社会において自分を通すのではなく「この場はこうしよう」と立ち振る舞う彼女の姿に少し共感してしまえるのは、私を含め、多くの女性が感じることかもしれません。
そんな奈々なので、最初は自分の事があまり見えていない感じで、流されて(演じて)みようと思います。そして龍彦と出会うことで、気が付かないうちに本当の自分、素で話せている新たな奈々の人物像を作っていきたいと思っています。
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