草なぎ剛「44歳のテーマ」 【連載コラム】

2018/07/24 05:55 配信

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7月9日に44回目の誕生日を迎えた草なぎ剛。そこで、今の草なぎにとっての“宝物”や、40代中盤に差し掛かるにあたり芽生えてきた心境の変化や視座などを「月刊ザテレビジョン」の連載「お気楽大好き!」(9月号発売中)で語った。その一部を紹介。

40代中盤、いまの僕にとっての“宝物”


“ななにー”(AbemaTV「新しい別の窓」)で市原隼人くんとツーリングに行ってきました。僕がツイッターに上げた2ショット、カッコよかったでしょ。彼もバイク好きでね。映画「黄泉がえり」(2003年公開)で共演したとき、ちょっとした病室のシーンだったんだけど、すごく繊細で内に秘めたものがある少年だなと思ってて。それが今回、まっすぐな心は変わらず、純粋なまま大きな大人になった感じがした。それに「僕の生きる道」(2003年フジテレビ系)で先生と生徒だったから、かわいい教え子って感じもあって。いい時間が流れていたと思う。これも“ななにー”でシリーズ化したいな。

僕にとってバイクは、リアルを感じさせてくれるもの。風を感じる爽快感と共に、やっぱり乗ってて怖いし、古いバイクはいつ止まるか分からない。でも単純に自分が強くなれているんじゃないかなとも思う。

そういう意味ではバイクも、ギターやジーンズと同じ僕の大事な宝物の一つ。僕なんかバイクもギターもまだまだ、カッコつけてるだけ。森(且行)くんじゃないけど、エンジン勉強して、仕組みぐらいは知っとかないとバイクは語れないんだけど、でもカッコつけでも何でもいい。そのうち板について、いつか僕のものになるときがくる。今はそういう気持ちなんだよね。

今の宝物は「流れている時間」かな。舞台に立ったり、イッちゃんとツーリングしたり、休みの日にクルミと散歩したり、その日その日、時間の流れが違う。みんなそれぞれ、時間の流れの変化で心が動くと思うんです。それをかみしめてるときが宝物。どの瞬間も。

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