――ドラマが終わって5カ月近く経ちますが、編集部には今も北村さんの連載のゲストに眞島さんを呼んでほしいという声が届いています。それほど視聴者の印象に残る作品だったと思うのですが、お2人にとってあの作品はどういうものでしたか?
眞島:何だろう……すごい穏やかな空間だったっていうイメージですね。温かくて穏やかな感じ、ない?
北村:ありますね。現場の雰囲気がずっと温かかった。
眞島:現場の雰囲気もそうだし、僕らの役柄の雰囲気も穏やかで。逆に、「隣の家族―」が終わって「おっさんずラブ」に行ったら、みんなが攻め合ってるというか(笑)。気が抜けない(笑)。
北村:そういう空気感、見てて伝わってきました。油断できないっていうか…。。
眞島:そうそう(笑)。「隣の家族―」はもう少しリラックスできるというか、本当に穏やかでした。
――お2人は過去に出演した作品を見返すことってありますか?
北村:僕は意外と、中学生のときに出た「鈴木先生」(2011年テレビ東京系)っていうドラマを見返したりします。
眞島:そうなの!? どうして?
北村:ドラマとしても好きだし、当時の僕は中1だったんですけど、そこから芝居が好きになったんです。
眞島:原点みたいな?
北村:そうです。だから、お芝居について迷ったときとかに(見返す)。めっちゃヘタクソなんですけど、それがまた刺激になるっていうか。
眞島:なるほどね。昔の自分……それこそ原点に近い映像って、キツいときない?
北村:キツいです(苦笑)。うわ〜〜〜〜〜って。
眞島:なるよね。
――「キツい」というのは、自分の演技に対してですか?
眞島:みなさんそれぞれ違うでしょうけど、俺の場合は、このヘタな役者誰だ!?みたいな。
北村:僕の場合は、ヘタクソっていうのもそうなんですけど、当時、中1なのに一丁前に芝居論みたいな話を共演者たちと集まってしてたことを思い返すと、「うわ〜〜〜〜〜っ」ってなります(笑)。
眞島:あはははは!
北村:「僕はナチュラル派だ」とか、こんなんで何言ってたんだ!?みたいな(笑)。恥ずかしい、恥ずかしい。
眞島:中学生なのにね(笑)。
――眞島さんは過去の作品を見返すことはありますか?
眞島:何か必要があって見るくらいですかね。例えば、監督から「この作品の感じ」と言われたときとか。でも、結構キツいから、正直なところ全然見たくないです(笑)。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)