──飯豊さん演じる真鈴と、武田さん演じる燕は、前シーズンでは学生でしたが、セカンドシーズンでは社会人となり、それぞれ航海士、機関士の仕事に就いています。そのあたりに関して、演出する際に気を付けていることなどはありますか?
「意識しているのは“3年後”という部分です。学生だった2人が卒業して、働き始めてから、既に3年が経っている。つまり、真鈴と燕は20代半ばになっていて、飯豊さんも武田さんも、実年齢より上の役を演じているんですね。ただ、それでも“青春の香り”は漂わせたいというか、この作品は青春ドラマなんだということは忘れないようにしたい、というのがあって。真鈴と燕は、それぞれ社会人として傷ついたり悩んだりするわけですが、そんな2人のヒロインの成長を、大人としての表情も見せながら、だけど初々しさも消えていないという、絶妙なバランスで描くことに注力しています」
──では改めて、「マジで航海してます。~Second Season~」という作品の見どころを教えてください。
「やはり真鈴と燕の成長ぶりと、2人のやりとりですね。前作ではずっと行動を共にしていた2人ですが、今作では、航海士となった真鈴が船の上、機関士になった燕が陸上と、別々の場所で行動することになる。その中で、2人の仲の良さをどう見せていくのか。演出する上で、そこにかなり工夫を凝らしています。あくまでも、真鈴と燕の2人の物語なんだというところは忘れてはいけないと思うので」
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