飯豊まりえ&武田玲奈、中川大志…気鋭の映画監督・井口昇が語る若手俳優たちの魅力

2018/07/25 15:45 配信

芸能一般

大人の表情と、初々しさ。2人のヒロインの成長を絶妙なバランスで描くことに注力しています


井口昇氏の監督最新作「マジで航海してます。~Second Season~」。昨年放送された同名作品の3年後を描く、待望の続編(C)「マジで航海してます。~Second Season~」製作委員会


──飯豊さん演じる真鈴と、武田さん演じる燕は、前シーズンでは学生でしたが、セカンドシーズンでは社会人となり、それぞれ航海士、機関士の仕事に就いています。そのあたりに関して、演出する際に気を付けていることなどはありますか?

「意識しているのは“3年後”という部分です。学生だった2人が卒業して、働き始めてから、既に3年が経っている。つまり、真鈴と燕は20代半ばになっていて、飯豊さんも武田さんも、実年齢より上の役を演じているんですね。ただ、それでも“青春の香り”は漂わせたいというか、この作品は青春ドラマなんだということは忘れないようにしたい、というのがあって。真鈴と燕は、それぞれ社会人として傷ついたり悩んだりするわけですが、そんな2人のヒロインの成長を、大人としての表情も見せながら、だけど初々しさも消えていないという、絶妙なバランスで描くことに注力しています」

──では改めて、「マジで航海してます。~Second Season~」という作品の見どころを教えてください。

「やはり真鈴と燕の成長ぶりと、2人のやりとりですね。前作ではずっと行動を共にしていた2人ですが、今作では、航海士となった真鈴が船の上、機関士になった燕が陸上と、別々の場所で行動することになる。その中で、2人の仲の良さをどう見せていくのか。演出する上で、そこにかなり工夫を凝らしています。あくまでも、真鈴と燕の2人の物語なんだというところは忘れてはいけないと思うので」

三等航海士となった真鈴(飯豊まりえ)と、三等機関士となった燕(武田玲奈)の奮闘を描く新ドラマ「マジで航海してます。~Second Season~」(C)「マジで航海してます。~Second Season~」製作委員会