柄本時生が作り出す絶妙な空気感!「絶対零度ー」 <プロデューサーに聞く(4) >

2018/07/28 06:00 配信

ドラマ

南(柄本時生)と井沢(沢村一樹)。実は笑いのツボが一緒? (C)フジテレビ


キャスティングの際は、満場一致で「柄本さん!」


ミハンの表向きの姿である資料課の生え抜きである南は、人付き合いが苦手な反面、パソコンには強く、ハッキングなどを駆使して危険人物の情報収集を行う。捜査に有力な情報を仕入れては“したり顔”をしたり、他のミハンメンバーからツッコまれたりと、作品の空気を和ます重要な役柄だ。

「ミハンにとってスペシャルな人物。捜査に重要な手掛かりを探ってくれますし、笑わせてもくれますので、かなり助かっていますよ(笑)。彼にツッコミを入れることでコミカルなシーンが生まれて、重いテーマでも、作品の空気感の微妙な塩梅が表現できています」

「東堂によってミハンメンバーが集まりましたが、南はミハンの仕事は嫌だと言いながらも、実は心の奥底では、仲間が増えてうれしいと思っているかわいらしい人なんです(笑)。それに、危険人物が挙がった際は、顔から犯人の傾向を予測するんですが、今のところ全部当たっているんですよ(笑)」

そんな南を演じる柄本は、数々の作品に出演する、今や若手俳優の名バイプレイヤーだ。柄本だからこそ表現できる南のキャラクターとはどんなものなのか?

「キャスティングのときは、監督含めて満場一致で『柄本さん!』という話になり、早々にスケジュールを聞きにいきました! 現場でも沢村さんが柄本さんのことをよくイジっていますよ(笑)

今後、南がフィーチャーされる回も計画中ですので、お楽しみにしていてください!」