7月29日(日)夜8時30分より、「ザ・カセットテープ・ミュージック」(BS12 トゥエルビ)の特別版が放送される。同局で直前まで生中継されている「第41回“コカ・コーラ”鈴鹿8時間耐久ロードレース」にちなみ、「鈴鹿8耐SP」。
マキタスポーツとスージー鈴木が、番組に頻繁に出演している元アイドリング!!!・古橋舞悠の実家のバイク店を訪れ、バイクにまつわる名曲を語っている。
キャロルや横浜銀蝿などの楽曲を取り上げた2人は、当時憧れていたという矢沢永吉の音楽性に言及。また、リーゼントをキメた古橋の父親も登場し、熱いトークを繰り広げる。収録を終えた2人に、撮影の感想や番組の見どころを聞いた。
──“ふるまゆさん”のご両親に会われて、いかがでしたか?
マキタ:お父さんは、「ぎんざNOW!」で生のキャロルを見たと。いいよねぇ。僕らがどうやっても手に入れられないものを、持っているんだよね。
スージー:佐野史郎さんが、はっぴいえんどのライブに行ったことを話されるのと同じですよね。他の人がいくら羨ましがっても、どうすることもできない。
マキタ:原宿で若者たちが遊びでやっていたことが、日本全国に伝播していくのを“経験している”人ですよ。「俺の先輩、デビューすんだぜ」と言っていたってことは、台風の真ん中にいたわけでしょ? 俺たちは、それを外から見て憧れていましたからね。
──若者文化の系譜の話も、興味深かったです。
マキタ:風俗面でのキャロルの影響ですよね。とにかくオシャレだったんですよ、あの人たち。カルチャーの発信源でした。ジョニー大倉のプロデュース感覚って、すごかったんでしょうね。
スージー:リーゼントをくしでグッとやる感じ。あれは、ジョニー大倉が考えたものですからね。
マキタ:それがやがて歪んで、ドメスティックで“日本的”になっていく。
スージー:日本ツッパリ史ですね(笑)。
マキタ:あとは、キャロル音楽性の素晴らしさについても、ほんの一端だけど話せましたね。ジョニー大倉のことをちゃんと取り上げたのも、大事なところです。
──ところで、お2人とバイクは、あまり結び付かないかなと思いますが。
マキタ:そうですね。“丘ライダー”ですよ。
スージー:バイクは丘で乗るものですけどね(笑) 僕と“ライダー”の接点は、「仮面ライダー」「ムーンライダーズ」…。
マキタ:ははは(笑)。
──このスペシャルは、「鈴鹿8耐」直後に放送されるということで。
スージー:そちらに関しては、我々はまったく(笑)。8時間も走るんですねぇ。
マキタ:80年代にかかっていた「ヨコハマ タイヤ」のコマーシャルについてなら、語れるんですけどね。小柴大造&エレファントとか。
──では、「鈴鹿8耐」後は音楽方面でエンジンを全開にすると…。
マキタ:俺らはエンスト状態ですけどね(笑)。
スージー:キャロルでガソリン使い果たしましたし(笑)。面白かったですね。今後、「朝まで生“キャロル”」もあるかもしれませんよ!
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