AKB48・山田菜々美は映画初主演もホラーは苦手!? 百川晴香は新境地へ<「黒看」対談・前編>

2018/08/03 07:05 配信

アイドル インタビュー

映画「黒看」は8月4日(土)より公開


百川晴香「新しい自分を出すのは楽しみ」


――台本を初めて読んだときの感想を教えてください。

百川:ホラーだけどストーリーもしっかりしているというか、人間関係を描いた部分もありますよね。私は驚かせる役でもないし、かといって怖がる役でもないし、すごく難しい位置にいる役なので、そこはすごく難しそうって思いました。

おばけでもないし、元気な人間でもない。「どうしよう」って戸惑いはすごくありました。そういう人は周りにいないので(笑)。想像をたくさんして、頭の中で考えて役を作り上げていった部分は大きいです。

――これまでに看護師の役は?

百川:初めてです。夜に廊下を歩くと、看護師さんは大変だなって思いましたね。これを日常でやられているわけですから。

山田:姿勢とか、ふいに出る自分を押し殺すというか。あとは女性らしいというイメージがありますね。

百川:ヘラヘラはしていられないですよね。人の命にかかわるお仕事なので、「こんな看護師じゃ」って思われちゃうので。

初めてのホラー作品出演で新境地を開拓した百川晴香


――岬がご自身と似ていると感じる部分はありますか?

百川:人に対してさばさばしているところはあるので、情はあるけど深入りし過ぎないとか、そういうところは似ているかもしれないです。あと、テンションも普段は暗い時が多いんですよ。落ち着いているとか言われることもあるんですけど、そういう部分を皆さんの前で出すというのは、新しいのかなって思います。戸惑いはなく、楽しみだなって思っていました。

山田:最初に(台本を)読んだ時は、(演技が)初めてなので「どうしたらいいんやろう?」っていう困惑がありました。でも、読んでいくうちに「ここでこうしたらいいんかな」とか、自分で考えてみたり、いろいろな方に相談させていただいたりして、自分の中でも「この時はこうかな」っていうのがちょっとずつ見えてきた部分はありました。

ただ、それが撮影中に出せるかとなると、人見知りでもあるので、なかなか難しくて…。

――山田さんは標準語で演技されていますね。

山田:(普段は)関西弁なので、方言のことに関してはすごく注意されました。(方言で)NGもたくさんありました。なので、百川さんに教えていただいて。

百川:いやいや(笑)。

――やはり、難しいのはイントネーションですか?

山田:そう、イントネーションが…、“イントネーション”ってこれがもう違うと思うんですけど(笑)。

一同:ははは(笑)。

百川:でも、そこは楽しかったです。暗いシーンなんですけど、「あ、いけた!」みたいな(笑)。

山田:空気が一変する感じになっちゃって(笑)。私もそれで緊張が和らいだかなって思います。

――では、撮影現場は明るかったんですね。

二人:楽しかった~。

山田:最初は人見知りが出てしまって話せなかったんですけど、ちょっとずつね。撮影の時は寒かったんですけど、一緒に毛布に入ってぬくぬくしたり、そうやって仲良くなっていきました。