大河ドラマ「西郷どん」(NHK総合ほか)に坂本龍馬役で出演中の小栗旬が、8月3日放送の「あさイチ」(NHK総合)に出演。同い年の俳優で「西郷どん」に主演する鈴木亮平との若い頃のエピソードや、自前で建てた稽古場への思いを語った。
小栗が主演したドラマに「セリフが毎週1つあるかないかぐらいの役」(鈴木)で出演したのが、2人の初共演だったという。
鈴木は番組にVTRでコメントを寄せ、「僕が一生懸命お芝居してるのを見てくれて『亮平面白いね』って最初に言ってくれたのが小栗くんで、その後もずっと『亮平早く売れてくれよ、お前と一緒にやりたい企画いっぱいあるんだ』って言ってくれて。僕もそれを励みにして頑張ってきて。なので僕にとっては恩人であり、ライバルですね」と明かした。
このコメントを受けて、小栗も初共演当時を回想。「面白くしようと後ろでいろんなことをやっている亮平くんを見て、この人は面白いなと。すごく才能もあるし、人としても素晴らしいので、絶対この人の時代が来る、と」と鈴木への思いを振り返り、鈴木が大河ドラマの主演に抜擢されたことに「いや、これはもう本当に…決まったって聞いたときは感動しました」と感慨深げに語った。
番組では、小栗がトレーニングルームを併設した稽古場を自前で建て、俳優仲間に開放していることも紹介された。
「稽古場をお作りになられた?」と驚きを隠せないMC・博多大吉らに小栗は「スタジオを借りるってけっこう大変で。金銭的なこともありますし、借りたいときに予約がいっぱいだったり、刀の練習がしたいと思っても天井が高くないとできなかったり。そんなときに友人が、夜な夜なみんなでお芝居の稽古できたりするようなところがあったらなって」と、稽古場を建てた意図を説明した。
今では鈴木をはじめ「西郷どん」出演中の大野拓朗や泉澤祐希ら、小栗自身は面識のなかった面々も集っているといい、「会ったことがない人たちがそこで会って、気がついたら別の話をしていて、そこからほかの仕事場に行ってまた会って…ってなっていくと楽しいんじゃないかなって」「今、すごく面白い場所になっていますね」と嬉しそうに語った。