夫と子供二人の四人暮らしの裕里(松)は、姉・遠野未咲の葬儀で、未咲の娘・鮎美₍広瀬)と久しぶりに再会。鮎美は、母の死がいまだに受け入れられず、母親から残された“一通の手紙”を開ける事が出来ないままでいた。
ある日、裕里は、未咲宛に届いていた同窓会の知らせを見つけたことをきっかけに、未咲の死を伝えるために同窓会に参加することに。
しかし、そこで学校のヒロインだった未咲と間違われ壇上でスピーチをする羽目になった裕里は、真実を伝えられずにその場を乗り切ってしまう。
そのことがきっかけで、自身の初恋の相手であり、小説家として暮らす乙坂鏡史郎(福山)と再会。鏡史郎もまた、裕里を未咲と誤解したままで、連絡先を交換することとなった。
“君にまだずっと恋してるって言ったら信じますか?”という鏡史郎から未咲宛のメッセージを受け取った裕里は、複雑な心境を抱きながらも、初恋の人との交流に胸を躍らせ、鏡史郎へ手紙を送る。
だが、夫にやりとりが知られぬよう、手紙には自分の住所、返信先を載せないでいた。
一方、返信先のない手紙を受け取った鏡史郎は、昔の卒業アルバムを引っ張り出し、未咲の実家に返信を送ることに。
しかし、その宛先に住んでいるのは未咲の娘の鮎美であった。亡き母宛に立て続けに送られてくる手紙には、学生時代の鏡史郎(神木)と未咲₍広瀬)の淡い思い出話が綴られており、葬儀以降気持ちの沈んでいた鮎美は、自分の知らない母に触れられる鏡史郎からの手紙に返信を書き、文通を心待ちにするようになっていく…。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)