「この広い野原いっぱい」は、約50年前の1967年に発売され大ヒットした、シンガーソングライター・森山良子のデビュー曲。あふれんばかりの愛情が優しい調べに乗せて歌われ、現代でもフォークソングの定番曲として愛されている。
そんな曲を歌いながら、和子と弥一は2人きりで「和子さん、よくこの歌うたってくれたね」「出会った頃ね。久しぶりで照れる」と若い頃に思いを馳せた。
そんな展開に、歌手・原田の柔らかく透明感のある歌声が重なった。視聴者からはSNSなどで、「原田知世さんの歌が素敵すぎる」「類まれな透明感」「天使の歌声!!」といった声のほか、原田の実年齢が50歳であることから「奇跡の50歳!」「50歳でこの可愛さ!?」といった感想も。
さらに、和子の病気を念頭に置いた「儚くて、哀しくて、せいいっぱいに愛を歌ってる。泣ける」「聴いている弥一さんの表情を見てるだけで切ない」といった声も上がるなど、視聴者の視線をクギ付けにした。
このシーンに先立って、和子の病状を詳しく知る町医者・貴美香先生(余貴美子)は鈴愛に「本当に大事な人にはわかっとってほしい。本当に好きな人には甘えたいしな」「病気の人は特別や。人に甘えてもええんや」と語っている。このことから、和子を心配する声や「青春時代の歌を弥一さんに歌ってる和子さん。彼女なりに好きな人に甘えてるんだ」と和子の思いを推し量る声など、ネットでは和子さんを心配する声が相次いでいる。
また、「半分、青い。」ではこれまでにも、鈴愛の祖父・仙吉を演じる中村雅俊がギター弾き語りで「あの素晴らしい愛をもう一度」や「学生街の喫茶店」、「真夏の果実」を歌っている。
中村に続いて原田の歌声が届けられるという嬉しいサプライズに、ファンからは「中村雅俊や原田知世の歌が聴ける朝ドラ!」「劇中曲の選曲が素晴らしい」といった声も上がっている。
8日放送の第111回では、晴が鈴愛に仕事を見つけるように促す。食堂を手伝えばいいと考えていた鈴愛は途方に暮れ、大手メーカーに勤める律や不動産業を営むブッチャーらに相談する。そのころ東京では、涼次が監督する映画が完成していた――。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)