吉永小百合が「平和への絆コンサート」で核廃絶を訴える

2010/07/16 12:14 配信

音楽 芸能一般

吉永小百合は、「原爆詩の朗読」を通して20年にわたり核廃絶を訴えてきた

「“吉永小百合 平和への絆(きずな)”コンサート」の記者会見が8日、都内で行われ、出演者の吉永小百合、坂本龍一らが登場した。

本コンサートは、20年にわたり「原爆詩の朗読」を通して核廃絶を訴えてきた吉永が、被爆65年目の節目に、自らの活動に共鳴してくれる仲間たちと共に開催。あらためて原爆の恐ろしさと平和への願いを訴え掛ける。また、コンサートの模様は8月16日(月)にNHK BS2で、関連番組が8月6日(金)NHK総合で放送される。

かねてから、坂本にコンサートへ出演してほしい思っていたという吉永は「坂本さんのコンサートに直接伺って、その後、お食事をしながらお願いしたんです。『日ごろ、坂本さんが書いたり、発言なさっていることに、とても感銘を受けています。ぜひご一緒に、舞台の上でそういったお話と、芸術家としての演奏をお願いしたい』と直訴いたしました」と明かした。

それに対し、坂本は「吉永さんに呼び出されまして。日本人で、吉永さんから頼まれて断る人なんていません」と吉永に敬意を示し、「吉永さんのご希望通りに、何でもやらせてくださいと言いました。ですが、吉永さん(の依頼)でなくても今回のイベントの趣旨に賛成しています。日本は世界で唯一、原爆を落とされた国ですので、世界へ向けて発言していく責任があると思います」と語った。

最後に吉永は「65年目のイベントとして、核兵器のない、戦争のない地球を願ったコンサートを成功させたいと思っております。どうぞ皆さんよろしくお願いします」とコンサートへの意気込みを語った。