山田孝之&菅田将暉がW主演を務める金曜ナイトドラマ「dele」(テレビ朝日系)。10日深夜に放送された第3話では、多くの視聴者が放送終了後「5本のバラ」の意味を“ネット検索”する事態に。ファンがSNSなどで「やられた!」「おしゃれな演出」など脚本・演出の妙が話題になっている。(以下ネタバレが含まれます)
「dele」は、依頼人の死後、不都合なデジタル記録“デジタル遺品”を抹消する仕事を請け負う車椅子のフリープログラマー・坂上圭司(山田)と人懐っこい“なんでも屋”・真柴祐太郎(菅田)が、依頼人の死にまつわるさまざまな問題に巻き込まれるという異色作。
第3話は余貴美子、高橋源一郎をゲストに迎え、“大人の人情物語”が展開された。
圭司の外出中、「dele. LIFE」の事務所を写真館店主・浦田文雄(高橋)が訪問。祐太郎は圭司に無断で、死後のパソコンデータ削除と「削除する前にデータをコピーし、バラの花と一緒に同じ街の住人・江角幸子(余)へ届けてほしい」という“奇妙な依頼”を引き受けてしまう。そして数日後、浦田は自殺。祐太郎は突然の出来事に肩を落としながらも、身元を偽り、幸子に接触を図る――というエピソードだった。
浦田の死後、幸子は行方をくらますが、2人は浦田と幸子の間に秘められた過去を解き明かし、ラストで幸子にたどり着いた。祐太郎は「なんで、5本しかないんだよ?貧相じゃない」とぼやきながら、圭司が用意した5本のバラの花束とデータ入りSDカードを幸子に手渡した。
その後、「dele.LIFE」事務所に戻った圭司は浦田のデータを削除。その傍らで、祐太郎がスマホを見ながら「おーッ!5本のバラってこういう意味だったんだ。へぇ!ケイって意外とロマンチストなんだね」とニヤつき、圭司が「うるさい」と制したところでエンドマーク。“5本のバラ”の持つ意味は最後まで明かされなかった。
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