田中圭、最旬俳優らしからぬ“特殊体質”を告白!?<SPグラビア&インタビュー>

2018/08/18 09:00 配信

ドラマ

“最旬俳優”田中圭に独占取材を敢行撮影=大石隼土

最終回の放送から2カ月が過ぎても、いまだ熱の冷めない「おっさんずラブ」(テレビ朝日系)現象。同作の主演俳優として、田中圭も一躍、時の人となった。

「今日(取材日)から舞台の稽古も始まりますし、特に仕事のスタイルは変わっていませんが、取材だけはびっくりするぐらい増えました。今、こういう流れで一回くらいそういう経験をしておくのも、“アリ寄りのアリ”(『おっさんずラブ』のせりふ)かなと。僕自身はブレていないし変わっていないので、この先もし取材の数が減ったとしても、寂しいとは思わない。これまでも常に、淡々とやってきましたから」

今の自分を客観的に見ているような余裕。そんなクールな一面が、吉岡里帆主演のドラマ「健康で文化的な最低限度の生活」(毎週火曜夜9:00-9:54、フジテレビ系)で演じる区役所生活課の“デキる男”京極係長に表れている?

「京極は『お金にシビア』と紹介されているけれど、そんなに冷徹な男とは思わないです。生活保護受給のルールには厳しいけれど、人間としては優しい。第3話では、ギターを壊した青年に自分のギターを譲ったり、第4話でも新人の七条(山田裕貴)に親身になってアドバイスしたりする。あの職場でも、人望は普通にあると思います」

ギターを持っていたのは京極が昔バンドマンだったからかと尋ねると、「僕は人物の背景をあまり考えないけれど、そうなんじゃないかな」と答えつつ、役柄について熱く語る。

「京極の短所は、正義感が強く、論理やルールを優先してしまうところ。既にある正解を導き出そうとしがちですよね。もともと生活保護受給者という他人の生き方に正解なんてなく、その人にはその人の思いがあるだけ。そこで『ルールがこうだから』って物事を進めていくと、相手を追い込んでしまいます。第5話以降、京極も失敗するし、ドラマが動いていきます。僕としては台本に描かれている以上の深みを出して、全10話を通して京極係長という一つのスタイルを見せたいです」