9月22日(土)夜10時15分からテレビ朝日系で「メ~テレ開局55周年記念ドラマ 乱反射」が放送。
同作は、「日本推理作家協会賞」を受賞した貫井徳郎の重厚なミステリー作品「乱反射」を原作に、現代の日本社会の問題を斬新な切り口でリアルに、そして真正面から暴き出す、社会派ミステリーエンターテインメント。
登場人物たちは「自分だけがやっているわけではない」誰もがどこかで身に覚えがある、そんな「小さな罪」を犯したどこにでもいる「平凡な人」ばかりだ。
監督と脚本を石井裕也が手掛け、妻夫木聡と井上真央が幼い息子を突然奪われた夫婦を演じる。
今回、そんな「平凡な人」たちを演じ、同作を彩る個性豊かなキャスト陣が新たに発表された。
街路樹の診断をする足達道洋に萩原聖人、その上司である石橋忠行に鶴見辰吾、アルバイト当直医の久米川治昭に三浦貴大、街路樹の管理をする市役所職員・小林麟太郎に芹澤興人、その上司である上村育夫に光石研、街路樹伐採の反対運動を起こす粕谷静江に筒井真理子、田丸ハナに梅沢昌代、愛犬のフンを腰が痛いからという理由で始末しない老人・三隅幸造に田山涼成、加山聡(妻夫木)の上司・海老沢一也を北村有起哉、後輩・大塚かなえを相楽樹が演じる。
テレビドラマで妻夫木と久しぶりに共演した萩原は「共演は本当に久しぶりだったが、妻夫木さんの表現にとても興奮した」と撮影を振り返った。
田山は「妻夫木君から放たれる“演技の乱反射”はうれしい限りだった」と妻夫木の熱演を絶賛する。
さらに、「砦なき者」(2004年、テレビ朝日系)をはじめ、親子役で共演経験のある筒井は「これまで何度か母親役を演じさせて頂いた時は、とてもかわいらしい少年でしたが、今回は精悍な男性になっていて、頼もしかったです。でも、笑顔はあの時の少年のままでした」と久しぶりの共演を喜んだ。
鶴見辰吾は、「妻夫木さんと井上さんの共感できる自然な夫婦のやりとりは、ドラマを見る者の心に忍び寄るように迫る」と物語の印象を語った。
実力派キャスト陣が魅せる“演技の乱反射”を楽しみつつ、「小さな罪」について考えてみるのもいいのかもしれない。
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