大学生を好演した伊藤健太郎「5、6回は泣ける」と“感動度”に太鼓判

2018/08/25 05:00 配信

映画

「本屋大賞2017」にノミネートされた「コーヒーが冷めないうちに」の完成披露試写会23日、都内の劇場で行われ、有村架純伊藤健太郎波瑠薬師丸ひろ子吉田羊松重豊石田ゆり子、塚原あゆ子監督が登壇。有村と伊藤が、共演の感想を明かした。

映画「コーヒーが冷めないうちに」の完成披露試写会が23日に行われた撮影=成田おり枝


本作は、店内の“ある席”に座ると、望んだとおりの時間に戻ることができるという喫茶店を舞台に、さまざまな後悔を抱えた人々のドラマを描く物語。喫茶店を切り盛りするヒロイン・時田数役を有村、数に次第に惹かれていく常連客の大学生・新谷亮介を伊藤が演じている。

常連客の大学生・新谷亮介(伊藤健太郎)を好演撮影=成田おり枝


伊藤は「僕の方が年下なので、“大丈夫かな、距離が近くなれるかな”と思っていた」と不安もあったというが、「有村さんの方からすごく話し掛けてくださった。素直に新谷と数ちゃんの距離感を作れたと思います」と有村の気遣いに感謝しきり。有村は「すごく落ち着いている。年下とは思えない」と伊藤の印象を語り、「同い年くらいの感覚でいられたので、一緒にいて接しやすかったです」とこちらも居心地のよさを感じていたという。

【写真を見る】注目の若手俳優・伊藤健太郎「すごく泣きました」撮影=成田おり枝


原作は“4回泣ける”と話題のベストセラーだが、完成した映画を観た伊藤は「すごく泣きました」と告白。「“4回泣ける”とのことですが、それ以上泣けるくらい、いろいろなことを考えさせられましたし、心に刺さることがたくさんあった」とのことで、「おそらく5、6回は泣けると思う」と“感動度”に太鼓判を押す。有村は「過去を後悔したことは変えられなくても、自分自身の未来が変わるというだけで、背中を押される。前向きになれる映画。観てくださる方の背中を、少しでも押せるような作品になったと思う」と力強くアピールしていた。

有村架純が登壇者陣にコーヒーを淹れる一幕も撮影=成田おり枝


またこの日は、有村が登壇者陣にコーヒーを淹れて、サーブするひと幕も。コーヒーを淹れるシーンは「なるべく所作を美しく見せるために、動きを丁寧にするように心がけた」というだけに、有村のサーブに石田も「物腰が美しい。見入ってしまいます」とうっとりとしていた。「コーヒーが冷めないうちに」は、9月21日(金)より公開。