綾野剛が“企業買収”のスペシャリスト・鷲津政彦に扮(ふん)し、“ハゲタカ”とバッシングを受けながらも日本の名門企業を次々と買収し、再生していくさまを描くドラマ「ハゲタカ」(毎週木曜夜9:00-9:54、テレビ朝日系)。
8月30日(木)の放送回からいよいよ最終章に突入する。
第3部では舞台が2018年になり、原作小説でも描かれていない“現代の鷲津政彦”が登場。原作・真山仁監修の下、ドラマ完全オリジナルのストーリーが展開していく。
今回、第3部の放送を前に綾野が第2話を統括、第4話から第6話まで印象に残っている3シーンを振り返った。
まず一番強烈だったと語るのは、第4話の日本ルネッサンス機構のパーティーで、滝本と初めて会ったシーン。
綾野は「鷲津のパーソナルスペースに簡単に侵入してきた…。その瞬間に、鷲津は滝本に対して同じニオイを嗅ぎ取ったのだと思います。
『情報収集と迅速な行動がビジネスの要』という、鷲津たちがやってきたやり方と同じような手段をとる滝本に敵に回したらやっかいなことになるという予感があの時からあった」と語る。
しかし、そこで焦燥感を覚えながらも冷静に対応したところに第一部と違う、鷲津の成長を感じたという。
「”情念や怒り”だけでは、この国では戦えない、ということを知らしめられ、それを悟っている鷲津の姿。第1部のときよりも広い視野で、日本という国を再生させていくためにはどうしたらいいのか、ということを大局的に捉えている姿だったのだと思います」と振り返る。
鷲津と滝本、敵対していた2人の関係性についても立場が違えばそれなりの関係を築けていたかもしれないと綾野自身の想像を明かした。
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