そして最後に語るのは第3部の見どころについて。
鷲津はこれまでにたくさんの企業やその経営者と”戦”をし、その倒した人々・企業の”屍”の上に立っている。
しかしただ倒して終わり、蹴落として終わりなのではなく、しっかりとその人たちの上に立っているという自負、そして業火の中で生きている。
だからこそ簡単に崩れるわけにはいかない、という信念があり、それが第7話、第8話(=第3部)へと繋がってくという。
「ここからが本当にオリジナルストーリーです。
いよいよ「日本」と戦っていかなくてはならない状況で、鷲津が日本でできる最後の大仕事とはいったい何なのか、どう立ち向かっていくのか。
ある種の”愛国心”を持ってこの先のことを考えていくためのメッセージになれば、と思っています」
平成最後の夏、日本を代表する名門重工業メーカー「帝都重工」で「データ改ざん事件」が発覚。
日本ルネッサンス機構の飯島亮介(小林薫)は芝野健夫(渡部篤郎)にこの一件に関する処理を依頼。日本の名門企業の経営危機は政府系の金融支援団体である「日本ルネッサンス機構」としても看過できない事態のため、サムライファンドの鷲津に救済を求めるよう、芝野に指示する。
その頃、鷲津は講演した経済セミナーで若きベンチャー企業の代表・天宮光一(森崎ウィン)と出会っていた。
「帝都重工」の子会社である「スペース・フロンティア・ジャパン」の代表として宇宙開発に関する事業に携わってきた天宮は、鷲津に投資を依頼してきた。
しかし鷲津は「スペース・フロンティア」を視察した上で、「夢にお金は投資しない」と天宮の依頼を断る。
芝野の差配により、飯島、そして「帝都重工」社長・真壁達臣(伊武雅刀)と対面した鷲津は、正式に「帝都重工」を買収してほしい、と打診されるが「取得する株は最大でも三分の一。株主として拒否権はあるが経営権を渡すつもりはない」という条件を提示され、鷲津はいったん返事を保留する。
いまや政界・財界・官界に強い影響力を持つフィクサーとなっている飯島が噛んでいることもあり、慎重に「帝都重工」周辺の動きを探っていくよう、佐伯宗徳(杉本哲太)、中延五朗(光石研)らに指示する。
そんな中、「帝都重工」は内部告発により大規模な「不正会計」が行われていたことが発覚する。
次々と明るみに出る「帝都重工」の腐敗、そのすべてを察知した鷲津は、驚きの行動に出る…。
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