アクション俳優・大山将司「二刀流で手がふさがっているので、“転”じゃなく“宙”で…⁉」【舞台「NINJA ZONE」特集】

2018/08/31 17:41 配信

芸能一般

大山将司


映画監督、プロデューサー、スタントマンとしてワールドワイドに活躍する坂本浩一が総監督を務める、新しいエンターテイメント・舞台『NINJA ZONE』がいよいよ9月5日から上演される。今作は坂本が長い海外生活からヒントを得て、“外国人が見たい日本アクション演劇”を形にした挑戦的作品。忍者、サムライ、アクション、殺陣、ダンス、アイドルなど、日本文化とポップカルチャーを融合させ、圧倒的なスピード感で見せる。

物語の舞台は、犯罪者たちが棲みつき、治安という概念が崩壊した治外法権エリア「華舞綺TOWN(カブキタウン)」。街を仕切るのは、2代目秀忠率いる強大な悪の組織「徳川組」で、支配力をより高めるために”伊賀流YAKUZA-NINJA六人衆BURAIKANN”を結成。秀忠は街で唯一の娯楽施設「竜宮館〈DRAGON INN〉」に焦点を定め、“BURAIKANN”の手で排除しようと動き出す。しかし、「竜宮館〈DRAGON INN〉」でパフォーマンスする5人組グループ“BLASTING GIRLS”のメンバーは実は甲賀流のくノ一で、“BURAIKANN”たちと激しく対立するのだった。

大山将司(写真・全33枚)


この”伊賀流YAKUZA-NINJA六人衆BURAIKANN”の中で、二刀流の隼人を演じるのが、大山将司。アクション&アクロバット歴8年で、ミュージカル「薄桜鬼」斎藤一篇や斬劇「戦国BASARA」小田原征伐など舞台を中心に活躍する若手俳優が、戦いをゲーム感覚で楽しむキャラクターに挑む。

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――『NINJA ZONE』の世界観を聞いたときの印象は?

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オリジナリティ溢れる世界ですごい面白いと思いました。忍者ものは漫画でもアニメでもたくさん作られてきましたが、『NINJA ZONE』はまた新しい世界観。それに何だかんだ言って、みんな忍者が好きだと思いますし、いつまでも忍者人気は続いていくと思うんです。僕も好きですし。世界に発信するんだとしたら、やっぱり「サムラ〜イ」か「ニンジャッ!」ですよね?(笑)。作品の一員として、新たな忍者の魅力を伝えていけたらいいなと思っています。

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――二刀流の隼人について、お教えください。

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僕が演じる隼人は元気なキャラクターなのですが、ゲーム感覚で人を斬っていく人間なんです。しかも台本を読んでみたら口調がチャラかったので、最初はどうしようかと思いました(笑)。僕自身、そういうキャラクターではないですし、チャラい役はやったことがなかったので。

――忍者でチャラ男なんですか?

そうなんですよ。確実に遊郭に行きまくってるキャラクターだと思います。女性にもだらしなさそうだなって(笑)。物語の中では確実に悪役だと思いますが、悪役なりの正義があると思いますし、隼人には愛くるしい面もあると思うので、そこを表現できたらいいなと思っています。悪役なりに隼人の良さを引き出せたらと思っています。

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――ご自分で隼人に選ばれた理由は何だと思いますか?

最近、明るいキャラクターの役をすることが多いので、そのせいかな?って。あとはアクションとアクロバット両方をする人間はそう多くはないので、そこかなと。刀を持ってアクロバットできる人は多くないと思うんです。自分ではそこまでアクロバットができる方だとは思っていないですが、劇中でできるだけ長く飛べたらいいなと思っています。

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――しかも二刀流は隼人だけです。

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二刀流の経験はありますが、多くはないんです。しかも二刀だと手がふさがってしまうので、できるアクロバットが限られてくる。“転”はできても手が痛くなるので(笑)、必然的に“宙”になるのかなって。坂本さんたちと相談して、いろいろやってみたいなと思っています。

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――隼人の衣装はいかがですか?

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動きやすいです!  (この撮影で)側宙しましたが、すごく動きやすかったです。とはいっても、僕のアクロバットの腕前はまだまだですので、作品のちょっとしたスパイスになれたらうれしいなと思ってます。

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――そんなことはないと思いますよ。坂本総監督が大山さんに求めているものは高いと思います。

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そうですか!?  確かにパンフレットの撮影でもいろいろな動きを求めていただけいて、みんな、こんなに要求されてるのかな?とは驚きましたが、俺がヘタだからかなと思ってました。どの写真が採用されるか分かりませんが、ぜひパンフレットでご覧いただきたいです(笑)。

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――他のキャストさんや、役で気になる人は?

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やっぱり丸橋役のキャッチャー中澤さんは気になりますね(笑)。一目見たら忘れられない存在だと思いますし、作品のコメディー部分を盛り上げてくださる存在だと思います。そして、八神蓮さんや、アクションがバリバリできる宮原華音さんたちとどんなことを実現することができるのか。宮原さんとは対立する立場なので、一戦交えるのが楽しみたいです。

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――作品を楽しみにしている方にメッセージをお願いします。

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『NINJA ZONE』はエンターテイメント中のエンターテイメントだと思うんです。お芝居あり、歌あり、ダンスあり、アクションあり、アクロバットあり、何でもありの作品なので、見逃せない瞬間ばかり。僕らキャストもお客様と一緒に楽しみつつ、盛り上がっていけたらいいなと思います。お楽しみに!