アクション歴7年の師富永奈が忍者役!「でも、苦手な歌があるので不安です…」【舞台「NINJA ZONE」特集】

2018/08/31 17:48 配信

芸能一般

師富永奈


いよいよ2018年9月5日から、日本文化とポップカルチャーが融合した舞台『NINJA ZONE』が上演される。今作は映画監督、プロデューサー、スタントマンとしてワールドワイドに活躍する坂本浩一が、長い海外経験を元に“外国人が見たい日本アクション演劇”を構築。忍者、サムライ、アクション、殺陣、ダンス、アイドルが一つになったジャパンエンターテイメント作品で、これらの要素をスピード感満載でお届けする。

物語の舞台は、犯罪者たちが棲みつく「華舞綺TOWN(カブキタウン)」。そこは治安という概念が崩壊したエリアで、2代目秀忠率いる強大な悪の組織「徳川組」が仕切っている。街の中で人々が唯一安らげる場所は、5人組のパフォーマンスグループ“BLASTING GIRLS”が出演する娯楽施設「竜宮館〈DRAGON INN〉」だったが、街の支配をより高めたい秀忠は”伊賀流YAKUZA-NINJA六人衆BURAIKANN”を結成し、この館を排除しようと動き出す。だが、“BLASTING GIRLS”のメンバーは実は甲賀流のKUNOICHIで、伊賀流の“BURAIKANN”と激突するのだった。

師富永奈(写真・全36枚)


この“BLASTING GIRLS”の中でもっとも戦闘能力の高いKUNOICHI、菜々を演じるのが、アクション歴7年の師富永奈(もろどみはるな)。2017年にはフランスで毎年行われている「Japan Expo」にて、くノ一役でパフォーマンスを行ってきた、アクションを得意とする若手女優だ。

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――『NINJA ZONE』について、最初にお話を聞いたときの印象は?

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イメージが湧きやすい世界観で、楽しそうだなと思いました。殺陣もアクションも好きなので、両方できるのはとてもうれしいですし、絶対頑張ろう!と思いました。アクションがしたくて、今の事務所にいるのですが、今作ではアクションだけでなく、お芝居もさせていただけるので、ちゃんと表現していきたいなと思っています。

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――演じる菜々はどんな女の子ですか?

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体育会系で男勝りの子ですが、根底に人懐っこいところがあるんです。“BLASTING GIRLS”の子たちはそれぞれに背負っているものがあって、「竜宮館〈DRAGON INN〉」にいるのですが、それでもひねくれずにいるのが菜々。背負っているものがあっても“陰”になることがなく、それを力にできる強さのある子だと思います。

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――両親を殺された主人公の桜にも積極的にアプローチしたり、明るい子ですよね。

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そうなんです。菜々が最初に桜に話しかけるんですけど、「大丈夫?」とかではなく、「どんな夢見たの?」と唐突に質問するんですよ。そういうところに菜々の人柄が現れているのかな?って。ただ、口調が荒々しくてぶっきらぼうなところがあるので、それでも愛されるキャラクターにできたらいいなと思っています。

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――菜々と似ているなと感じる面は?

菜々はピシッとするタイプではなく、いつも“BLASTING GIRLS”リーダーの蒼ちゃん(春川芽生)に怒られてるんですけど、私自身、几帳面な方ではないのでそこは似てると思います(笑)。

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――菜々はアクションが一番多いと聞いていますが、この衣装はいかがですか?

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メッシュの部分がスポーティで、菜々らしさが出ているのかな?と思います。でも、着てみたらお腹が出ていたので(笑)、本番までに絞り上げたいと思っています。

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――“BLASTING GIRLS”の一員ということで、歌とダンスもありますね。

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ダンスは好きなんですが、歌は人前で歌ったことがないので不安です。カラオケも緊張しちゃうから1人カラオケしかしたことがなくて(苦笑)。もともと声が低くて、小さい頃からアルトパートしか歌ったことがないんです。一番の不安要素が歌! でも、仲間がいるので心強いです。

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――師富さん的に楽しみなところは?

好きなことが詰まっている舞台なので、楽しみしかありません。歌はアレですけど(笑)、殺陣もアクションもダンスもお芝居もあるので、すごくうれしくて! すべてに自分の限界までチャレンジしていきたいと思っています。周りのキャストの方々もステキな方ばかりで、楽しみです。

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――ほかのキャストさんについてはいかがですか?

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隼人役の大山将司さんは事務所の先輩で、勇武役の坂本康太さんはつい最近共演したばかりなのでいらっしゃると安心します。大山さんのアクションは重力を感じさせなくて、本当にすごいですよ! できない技があると自分で動画を撮りながら、すごい研究なさってるんです。あれだけできるのにさらに上を目指す、向上心がすごいので見習いたいなと思っています。

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――今作はアクションに加えて、歌、ダンスなど要素が多く、アクション系のお芝居を見たことがない方も楽しめる作品ではないかと思います。

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そうですね。今作は時代劇の知識がなくても人間関係の構図が分かりやすいですし、ダンスパフォーマンスユニットが登場するなど、入り込みやすい世界観だと思うますので、時代劇やアクションになじみのない方でも楽しめる作品だと思います。もちろん時代劇に精通した方も楽しめる作品ですし、女の子のユニットだけでなく、肉体美が自慢のキャラクターもいる男性ユニットも登場しますので、女の子にもオススメですよ!(笑)

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