坂本康太が熱血から強面キャラに⁉「眉毛ないのも似合うって…⁉ 嬉しくない!(笑)」【舞台「NINJA ZONE」特集】

2018/08/31 17:37 配信

芸能一般

坂本康太


2018年9月5日より、日本文化とポップカルチャーが融合した舞台『NINJA ZONE』が上演される。今作は映画監督、プロデューサー、スタントマンとしてワールドワイドに活躍する坂本浩一が総監督となり(忍者、サムライ、アクション、殺陣、ダンス、アイドル)などジャパンエンターテイメント要素を圧倒的なスピード感で満載にお届けする新感覚の舞台だ。

物語の舞台は、犯罪者たちが棲みつく「華舞綺TOWN(カブキタウン)」。そこは治安という概念が崩壊した治外法権エリアで、2代目秀忠率いる強大な悪の組織「徳川組」が仕切っている。街の中で人々が唯一安らげる場所は、5人組のパフォーマンスグループ“BLASTING GIRLS”が出演する娯楽施設「竜宮館〈DRAGON INN〉」だったが、街の支配をより高めたい秀忠は”伊賀流YAKUZA-NINJA六人衆BURAIKANN”を結成し、この館を排除しようと動き出す。だが、“BLASTING GIRLS”のメンバーは実は甲賀流のくノ一で、伊賀流の“BURAIKANN”と激突するのだった。

坂本康太(写真・全21枚)


徳川組が集めたNINJA六人衆BURAIKANのメンバー、勇武(いさむ)となるのが、ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」での金田一勇太郎役、舞台「ホイッスル!」辰巳良平役などを演じてきた坂本康太。私生活でもフットサル、バスケ、バレーボールが趣味という長身のスポーツマンの彼だが、今回の姿はご覧のとおりの意外な仕上がり! 戸惑いを隠せない様子の彼に、舞台への意気込みを聞いてみた。

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──勇武という役どころ、これまでの坂本さんの役のイメージからも大きく離れているのでは?

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これまではスポーツ系の作品で熱血タイプの役が多かったんですが、今回はオラオラ系といったところで……今までやったことがないタイプですね。元気ではあっても、ケンカをする役というのは一度もなかったですし。普段の生活でもケンカはしたことがないです(笑)。

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──坂本さんは爽やかな熱血系のキャラが似合う方というイメージだったので、その姿を見てとても驚きました。

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ケンカっ早いとか、ヤンキーっぽいというキャラの設定は先に伝えられていたんですけれど、こうして衣装とメイクができあがってみたらイメージしていたのとまったく違っていたので、それだけにこれからの役作りがたいへんです。でも、今までにやったことのないキャラクターを自分でしっかり作り上げてみたいですね。

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──タトゥーなんかも、大迫力で。こういってはなんですが、体格的にもとてもハマっています。

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みんなから「眉毛ないのも似合うね」なんて言われたんですけど、いやそれ嬉しくないからって(笑)。でもこうなったからにはビジュアルに負けないように、身長をうまく活かさないといけませんね。タトゥーを入れるっていうのも、今日はじめて知ったんですよ。タトゥーのメイクも意外とすぐにできるんですが、本番中はずっとそのままにしておくことになるので、外では長袖とタートルネックで隠さなきゃ。

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──キャラクター同士の関係としては、同じBURAIKANNメンバーで佐藤友咲さんの演じる霞(かすみ)とは仲が良くて可愛がっているということですね。

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霞とはずっと一緒にいるという感じですね。(※取材の時点では)まだ台本を受け取ったばかりで、友咲くんとの役作りもまだこれからですけれど、キャラクターがちゃんと伝わるように上手く引っ張っていければと思います。僕の方が友咲くんより年下なんですけどね(笑)。BURAIKANNメンバーはみんなキャラが濃いので、埋もれないように頑張っていきます。

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──舞台でのアクションは、「ハイキュー!!」の舞台などでもずいぶん経験を積まれた部分かと思いますが。

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あの舞台は、動きっぱなしでしたね。でも殺陣のアクションという点では周りのメンバーに比べたらないほうなので、置いていかれないようにがんばらなきゃと思っています。刀などを持っている方が形としてやりやすいんですけれど、拳で殴るだけの役というのはけっこう難しいんですよ。坂本監督はアクションに求められるレベルも高いと思うので、こちらの準備もしっかりしておかないと。

──では最後に、舞台への意気込みなど聞かせていただけますか。

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もちろん一番の見どころはアクションになるので、そこにいかにお客様を惹きつけるかは僕たちの課題ですね。これから積み重ねる稽古は、ケガなども普通にあり得る内容だと思うんですが、そこを乗り越えたら僕たちも(ニンジャゾーン)に入れるんじゃないかと。今まで見たことのない、熱い作品にしたいです。僕自身としては、今日のビジュアル撮影で吹っ切れましたね。この顔の写真を見ても自分じゃないみたいで(笑)。今年2018年はいままでにない新しい坂本康太を見せられているなか、『NINJA ZONE』ではこれまで以上に暑苦しい男を見せられるんじゃないかと思います。楽しみにしていてください。