平手友梨奈の“中段蹴り”に北村有起哉ニンマリ「誕生日プレゼントになった」

累計部数170万部を超える人気コミックを欅坂46の平手友梨奈主演で映画化した「響 -HIBIKI-」の完成披露舞台挨拶が8月28日にTOHOシネマズ六本木で開催され、平手、北川景子、アヤカ・ウィルソン、高嶋政伸、北村有起哉、野間口徹、月川翔監督が出席。男性陣が、平手に喰らわされた“蹴り”について秘話を明かした。

本作は、低迷する文学界に突如現れた天才女子高生小説家・響(平手)を主人公に、処女作で直木賞・芥川賞のダブルノミネートという歴史的快挙を達成してしまうほどの才能に加え、何があっても信念を曲げない姿勢で、周囲の価値観をも変えてしまうほどの影響を与えていく姿を描く人間ドラマ。

劇中では、自分の信念を曲げない響が、大人たちに“回し蹴り”や“とび蹴り”を喰らわせるシーンもある。中段蹴りを入れられた北村は「(平手が)遠くから歩いて来て、突然、中段蹴りを喰らわされる。“来た、来た、来た！”という感じで、『サイレントマジョリティー』のガーッと歩いてくるシーンみたい」と欅坂46のダンスが頭に浮かんだそうで、「密かにそんなイメージをしながら、楽しくやっていました」とニッコリ。北川から「うれしそうでしたね」と言われると、北村は「この撮影の日は誕生日だったので」と“蹴り”がうれしいプレゼントとなったことを話し、会場も爆笑。平手は「“もっと来てください”と言われた」、北村は「だんだん物足りなくなってくるんですよ」と楽しそうに語っていた。

「人生初の飛び蹴りを喰らった」と第2の証言者となった野間口は、「(平手は)アクションを身に付けるのに、歩数で数えるんです。6歩目で踏み切って飛び蹴りをされるので、6歩という自分のカウントダウンを知っているのが怖かった」と告白しつつ、「これだけじゃない。ボロボロにやられている」としょんぼり。月川監督によると「飛び蹴りの高さがあるのでワイヤーで吊るそうかと思っていたんですが、1回やってみたら、ものすごく打点が高かったのでいらなかった。終わった後に、平手さんが“もっと高く飛べるのにな”とボソッと言っていた。僕はとても納得ができたので、OKを出した」そうで、平手も「そうですね。リハーサルの方がもっと飛べたんですけど…」と飛び蹴りへの意欲を語り、野間口を苦笑いさせていた。

「響 -HIBIKI-」は、9月14日(金)より公開となる。