――彼女たちのダンスを見ていかがですか?
若い人が何かに向かって打ち込んでいる姿って、尊くてそれだけで勝手に泣けてきちゃいます。そこに、歌と踊りの力というものが加わるので余計にそう感じます。若い人が大人的な損得感情を持たずに、ただひたすら一生懸命何かを頑張っている姿を見ると心動かされます。
――ROCKETSの成長を感じる部分はどんなところでしょうか?
もちろん、一人一人のダンスのレベルは格段に成長していますし、人間的にも、チームとしても成長していると思います。今回は連続ドラマなので、ROCKETSメンバー全員のお芝居をしっかり見せたくて、メンバーのほとんどがチアダンス未経験の女優さんです。恐らく初の練習の時にコーチが言っていたことは、まったくわからない人がほどんどだったんじゃないかと思います。自分たちがこれからやらなくちゃいけないダンスのレベルが一体どれだけ高いものなのか、頭で理解していても実感として伴ってなかったんじゃないかなと。最初は体が全然曲がらない子や、リズム感のまったくない子もたくさんいましたから。もちろん踊りの経験というのは、選ぶ上ですごく重要なポイントだったんですけど、それだけではどうしても選べなかったんです。やっぱり、お芝居の力はとても大事ですし、人間的な魅力もそうですし。
ただ、そうであっても「チームとして一緒に頑張れる子かどうか」というのは、選考にあたって大事にしました。今、経験がなくて上手くなくても、彼女だったらきっと努力してくれる、頑張ってくれると思えるかどうかが、大きかったです。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)