──相手役を聞いた時の感想を教えてください。
松也:「いいんですか!?」っていう話ですよ。
大原:何でですか(笑)。
松也: 10歳差で3組の中では一番年齢が離れていますし、夫人の中で一番若いので、「いいのかなぁ…」って(笑)。
大原:私は“旦那さん”という単語自体も今近い距離にないので、「いい奥さんを演じられるのかな」「大丈夫かな?」という思いがありました。
でも、松也さんのことは他の作品で共演した俳優さんからよくお聞きしていたので、勝手に親近感があって、「あ、松也さんなんだ!」と思いました。
──新感線の出演が決まって、周りの方からの反応や反響はありましたか?
大原:私は友達に新感線のファンが多くて、「いいな~、観に行くね!」という言葉をたくさんかけてもらいました。
松也:僕も同じですね。新感線をよく観ている人もたくさんいますし、普段の歌舞伎の公演の時にはあまり連絡してこない友達からも、「絶対行くから(チケットを)取ってくれよ」という連絡が来ました(笑)。
──いのうえさんは歌舞伎でも「歌舞伎NEXT 阿弖流為<アテルイ>」で演出を手掛けていらっしゃいますよね。
松也:実は、出演できずに悔しかったんですよね。
(「阿弖流為」で主演をつとめた)当時の市川染五郎(現・松本幸四郎)さんから、「松也くんの予定が空いてないのかって聞いたんだけどダメだったんだよ」って言われまして。
僕はちょうどその頃にミュージカル「エリザベート」への出演がありましたので、出演がかなわなかったんです。
それで「エリザベート」の休演日に「阿弖流為」を観に伺ったら、いのうえさんに「今度『エリザベート』行くよ」とおっしゃってくださって。
実際、僕が出演している回を観に来てくださって、それをきっかけに「一緒にやりたい」と思ってくださったそうなので、結果的にはよかったなと思っています。
──いのうえさんの演出を経験された方から何かアドバイスはいただきましたか?
松也:何もないですね! (中村)勘九郎さん、幸四郎さんからは何もない(笑)。(中村)七之助さんには一応「どういう感じなの?」とは聞きましたけど。
ですが、ある程度いのうえさんが決めてくださるからその上でやるのが前提だという話くらいで、あとは何もないです(笑)。
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