――話は変わりますが、11月3日(土)公開の映画「走れ!T校バスケット部」や、先日放送された「太陽を愛したひと ~1964 あの日のパラリンピック~」(NHK総合)では、バスケットボールが題材になってます。バスケットボールは未経験だったそうですが、お芝居することによって、得るものが多かったのでは?
車いすバスケットボールと普通のバスケットボールは、切り口が違うものですが、動いて慣れること、理屈で覚えること、あとはスポーツを通して表現すること。そこは自分でも未知数でしたし、初体験だったんですよね。画を見ながらやることはできなかったですけど、「こうした方がこう見えるかな?」という感覚的な部分は勉強させていただきました。やっぱり、スポーツは生ものなので、どこにボールが行くかも、実際には分からないんです。生ものの臨場感は、すごく感じました。
――放送終了が近づいているNHK連続テレビ小説「半分、青い。」にも藤堂誠(ボクテ)役で出演されてきました。“朝ドラ”に携わったことで実感した変化や成長は?
朝ドラは、今やドラマの象徴的な枠です。何よりも、同じ役をずっと生き続けられますし、撮影と並行してオンエアされていくので、撮影の状況を見て変化していったりするんですよね。それも朝ドラならではというか、15分単位だからこそできるという部分を強く感じました。朝ドラは、自分が思っている以上に見てくださる方もいらっしゃって、多くの反響をいただけます。自分の中ですごく大事なものになりました。
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