志尊淳 「半分、青い。」への思い『ボクテの人生を演じて、学ばせていただける事も多かった』<TGCインタビュー>

2018/09/09 16:00 配信

芸能一般

志尊は「役者をやっていると、キャーって言っていただける機会なんてそうそうない」撮影=岸豊


朝ドラは、今やドラマの象徴的な枠


――話は変わりますが、11月3日(土)公開の映画「走れ!T校バスケット部」や、先日放送された「太陽を愛したひと ~1964 あの日のパラリンピック~」(NHK総合)では、バスケットボールが題材になってます。バスケットボールは未経験だったそうですが、お芝居することによって、得るものが多かったのでは?

車いすバスケットボールと普通のバスケットボールは、切り口が違うものですが、動いて慣れること、理屈で覚えること、あとはスポーツを通して表現すること。そこは自分でも未知数でしたし、初体験だったんですよね。画を見ながらやることはできなかったですけど、「こうした方がこう見えるかな?」という感覚的な部分は勉強させていただきました。やっぱり、スポーツは生ものなので、どこにボールが行くかも、実際には分からないんです。生ものの臨場感は、すごく感じました。

――放送終了が近づいているNHK連続テレビ小説「半分、青い。」にも藤堂誠(ボクテ)役で出演されてきました。“朝ドラ”に携わったことで実感した変化や成長は?

朝ドラは、今やドラマの象徴的な枠です。何よりも、同じ役をずっと生き続けられますし、撮影と並行してオンエアされていくので、撮影の状況を見て変化していったりするんですよね。それも朝ドラならではというか、15分単位だからこそできるという部分を強く感じました。朝ドラは、自分が思っている以上に見てくださる方もいらっしゃって、多くの反響をいただけます。自分の中ですごく大事なものになりました。