土屋太鳳、思わず泣きそうになるも…芳根京子の「ひっひっふぅ~」で持ち直す!?

2018/09/08 07:10 配信

映画

女優の土屋太鳳が、芳根京子とW主演を務める映画「累 -かさね-」の公開初日舞台あいさつに登壇。芳根、浅野忠信、そして佐藤祐市監督と撮影を振り返り、トークを展開した。

映画「累 -かさね-」公開初日舞台あいさつより撮影=仙頭浩昭


本作は、累計発行部数230万部突破した松浦だるまの人気コミックの実写版。キスした相手の顔を奪える不思議な口紅を使って顔を入れ替える主人公・“醜い”累(かさね)と“美しき”ニナを、土屋と芳根という若手演技派女優二人が鬼気迫る演技で体現する。

劇中では土屋太鳳が真骨頂のダンスを披露撮影=仙頭浩昭


絶世の美を持つ丹沢ニナを演じる土屋は、劇中劇「サロメ」で見せるダンスが「神がかっている!」と話題に。

劇場公開前に圧巻のダンスシーンの一部がメーキングと合わせた特別映像で解禁されると、「やっぱり太鳳ちゃんすごい…」「ダンスだけでも見る価値あり」という反響も上がっていた。

本作では累を演じる芳根との激し過ぎる演技バトルが見どころだが、土屋は「一人二役・二人一役なので、きょんちゃんといかにコミュニケーションをちゃんと取るかというのは大事にしていました。すごく大事だなって思ったのは、愛情の大切です。

累は美しささえあればって思っていて、ニナは才能さえあればって思っていて。で、それさえあれば生きている意味が手に入るって思っているんですけど、(劇中劇の『サロメ』のヒロイン)サロメは、二人が望んでいるものをすべて持っているんですけど、幸せにはなれないんですよ。

お仕事でも例えばどんなに優れた人がいて、それをうらやんでも、ただ心をつぶし合うだけでもっと孤独になるだけだなって思うんです。だから自分が欠けているなって思ったら、それを認めてあげて、欠けているものを持っている人がいたら、その人を尊重して頼って、何かを独り占めするんじゃなくて、愛情によって分かち合うことがものすごく大事なんだなってことを、この作品からあらためて教えられました」と熱く役への思いを語った。

仲良しの土屋太鳳と芳根京子撮影=仙頭浩昭


熱い思いを吐露する土屋の言葉が詰まったとき、芳根がギュッと手を握りにいくなど、本当に息がピッタリなのが伝わるイベントとなった。