石原さとみ、完全燃焼&涙で「高嶺の花」撮了!最初に泣いたのは相棒・峯田和伸<コメント全文>

2018/09/08 12:30 配信

ドラマ

石原さとみはスタッフへの感謝、峯田和伸は石原への尊敬を口にした撮影=神保達也


石原さとみが明かす「つらかった日々」と「転機」


その後、石原と峯田が率直な現在の心境を語ってくれた。

石原の第一声は、心の底からあふれたような「…頑張りました」。撮影期間を振り返り「キャストの皆さんと同じシーンがすごく少なかったんです。キャストがチーム感、(というドラマ)じゃないんですよね。個々がそれぞれのポジションで集中してお芝居に取り組むような現場だったので、会う時間がすごく少なく、深い話ができる時間がほとんどなかったです。話せても役のことしかない上に、役の話もそんなに深掘りできなくて。スタッフさんと話すというのも、(自分の思いを)話していいものかもよく分からなかったんです」と、“高嶺の花”という役どころに極限まで向き合った結果、苦しんでいたこと明かした。

ももと金、銀との軽妙な掛け合いもこれで最終話で見納め…!(C)NTV


それでも、石原にある転機が訪れたという。「撮影の中盤くらいに、中打ち上げみたいな感じでスタッフさんがいる50人くらいの飲み会に急に誘われて、行ったんですよね。そこで、皆さんの本音を聞いて、私の本音も言いました。そうしたら『みんな同じことを思っていたんだ』『私だけ苦しいと思っていたけど違うんだ』って気付けた。私だけつらいとか、一人で頑張んなきゃ、と思っていたのが、『甘えて良かったんだ』『頼っていいんだ』『相談していいんだ』と(変わることができた)。それに、すごく私のことをよく見てくれていることも知りました」と思い出すことで、再び声が震える石原。こみ上げるものが抑えきれない。

撮影を終え、「早く情緒が安定したい~!(笑)」


続けて「こういう役だから追い込まれてつらい時期があって、そんな経験をしたことがないから『これヤバいな』と思うほど、すごくつらかったです。ずっと孤独でした。でも、そのスタッフさんとの時間で、そこで初めて光が見えた感じがしました」と心境の変化があったという。

「これほどスタッフさんを愛したことはない」という言葉について「(飲み会の日を境に)徐々にだけど、やっと心が温まってきて、そうするとスタッフさん一人一人、キャストの一人一人の顔を見られるようになりました。いつも励ましてくれる“しみちゃん”(スタッフの一人)がいて、褒めてくれたり、支えてくれたり、『味方だ』『同じ気持ちです』って言ってくれたり、すごく皆さんに支えられていると思いました。16年この仕事をしていて、こんなにスタッフさんを心から愛せるっていうのは初めての経験です。毎日一緒だったから。だから、本当に、今日を無事に乗り越えられて良かった」と解説。まさに「高嶺の花」の主人公・月島ももの心の崩壊、再生、成長の物語にリンクしているように感じられるから不思議だ。

また、石原は「まだ微妙に実感は湧いていないですが、早く素の自分に戻りたい。早く情緒が安定したい~!(笑)」とぶっちゃけて、記者たちを笑わせた。

物語の結末には市松(小日向文世)の存在も欠かせない(C)NTV


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