徐々に明らかになっていく真相。そして、その先にはミハンの存在にも大きく影響する新事実が待っている。
“未来の犯罪を予測して捜査する”という従来の刑事ドラマとは全く異なるテーマに挑戦してきた本作。視聴者に伝えたかったことは何なのか? 最後に、永井氏が本心を語った。
「未来の犯罪を対象とすることは、私たちにとっても挑戦でした。通常の刑事ドラマとは、どうしても同じ構成にはならない。だから予定調和にならない、手探り感が良かったのかもしれません。
『絶対零度』というタイトルを名乗りながら、レギュラーメンバーがすべて入れ替わり、主役だった上戸さんがキーパーソンとして登場するという、今までの『絶対零度』ではないことも、面白い化学反応を生み出したのかもしれません。
生みの苦しみもありましたが、そういういろんな型にはまらないことが、不思議なエネルギーとなって、新しい“うねり”を見せることができたと思っています。
沢村さんもおっしゃってましたが、AIとかデータとかをテーマに扱うことで、より人間の感情の複雑さや多面性が浮き彫りになってきて、面白かったです。
善と悪、憎しみと許しなど、その境界線がグレー。同じように、正義のあり方もそれぞれの人や時代の価値観によって異なります。
この物語は、ただ善悪を語るのではなく、正義に絶対はないということや、その先にある人の感情について描いてきました。あとは、ドラマを見て感じていただければと思います。ぜひご覧ください!」
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