――9話終了時点では、心がボロボロのももが心配です。どうなってしまうのでしょうか?
これまでももは月島流の芸術論を背負い苦しんできました。「華道」という自分の芸術や将来像を成し遂げるために、「直人」という恋愛要素を切り離さなければいけないと思い込んでいて心が追い詰められています。そんなももは9話で、市松も実は同じ苦しみを背負っていたことを知り、もう一度自分なりに華道の意味を考えることになります。
最終回では、そんな中で、華道に向かう気持ちをどう再構築できるか、直人がどういう心の動きをももに与えるのかが肝になってくるでしょう。
――強いて言えば、キーパーソンは誰になりますか?
ももと直人を除けば、やっぱり市松ですかね。これまでも、「こういうことか」「そうだったのか」と市松の人格が読み取れるシーンはありましたが、“さらにその先”があるのが市松です。ですから、彼が一体何を望んでいて、どうしてこういう行動をとってきたのかというのは、物語のカギになりますね。
そもそも、市松という人がいなければ、このドラマは始まっていないですから。そういう意味では、小日向さんも気合が入っていますよ。役者さんはみんな気合入っていますが。皆さん自分の役のラストをそれぞれに楽しみにしていると思います。
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