――野島さんが描く脚本について、撮影期間中、出演者の方々はどのように受け止めていましたか?
毎回台本が届くのを楽しみにしてくれていました。これだけ複雑で難しいことを要求すると普通は「もっとこんなキャラクターがいいんじゃないか」「こういうせりふはどうか」などの議論がドラマの現場では生じがちなんですけど、(出演者は)一切何も言わなかったです。
難しいせりふを言うための理由や動きはめちゃめちゃ考えて来られますけど、「言いやすいようにせりふを変えよう」とは誰も全く言わなかった。「この難しい台本に最後まで向き合おう」「この台本に殉じよう」というモチベーションが高く、現場の空気は非常に良かったです。
――商店街のメンバーの掛け合いが好きな視聴者もたくさんいました。峯田さんはたくさん頭を叩かれましたけど(笑)。
あの音、実は効果音じゃないんですよ(笑)。いい音がしちゃうと痛そうですし、叩き過ぎな印象になってしまうので、実はそう聞こえさせないように気を付けていました(笑)。
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